エレカシファンは他にどんな音楽を聞くのか？

エレカシ・ファンは
王道以外はそれほど熱心ではない、というのが私の見方だ。
だが、それでは面白くないので、ひとつデータを拾って見ようと思った。
しかしこの種のアンケートは評価が難しい。
答える人たちがファンの傾向のすべてではないし、
もちろん答えた人たちのなかの傾向で大まかにつかめることもある。
まあ、いちおうやってみようと発心して、

SNSミクシィ（Mixi)の掲示板からデータを取ってみた。

「エレカシ以外に聞いている音楽は」というスレッド（板）と
「エレカシの次に好きな楽曲（アーティスト）は」というスレッド（板）
を合わせたデータである。

各人が書込みに挙げているアーティストをすべて１票として計算して、データにした。つまり、複数挙げている人は、挙げただけ１票づつ計算した。一人だけしか挙げていない人も、とくにデータ的な加算はしなかった。

…という前提の統計なので、まったく信憑性はないことはお断りしておく。ただ、数えて見たというだけにすぎない参考データである。ただ、ちょっと面白い企画だとは思う。

 

1	斉藤和義	26票		11	吉井和哉	9票
2	奥田民生	17票		11	Thee Michelle Gun Elephant	9票
3	スピッツ	13票		13	真心ブラザーズ	8票
3	くるり	13票		13	ユニコーン	8票
3	THE YELLOW MONKEY	13票		13	ウルフルズ	8票
6	THE BLUE HEARTS	12票		16	eastern youth	7票
7	銀杏BOYZ	11票		17	怒髪天	6票
7	THE　ピーズ	11票		17	ブランキー・ジェット・シティ	6票
7	THE BACK HORN	11票		17	野狐禅	6票
10	椎名林檎	10票		20	筋肉少女帯	5票
				20	ゆらゆら帝国	5票
				20	フラワーカンパーニーズ	5票
				20	the pillows	5票

（総得票数　566票）

同年代（40代）のアーティストが圧倒的に多い。

THE BLUE HEARTSの甲本ヒロトが三つ上。
ブランキー・ジェット・シティがだいたい二つ上。奥田民生がひとつ上。

斉藤和義が同い年。怒髪天は増子直純とドラムの人が同い年。
ウルフルズはトータス松本が同い年。大槻ケンヂも同い年。吉井和哉も同い年。

スピッツ、真心ブラザーズがひとつ下。フラワーカンパニーズが三つ下。

ひと回り下のバンドが、くるり。銀杏BOYZ。
THE BACK HORN。あと野狐禅。

私も半分くらいは聞いたことがあるが、あとの半分はまったく知らない。しかし、私の場合はそもそも、エレファントカシマシ的な音楽をエレカシ以外であまり聞こうとしていない。だから、家のCD棚を見ると、ジャズやソウルミュージックがどうしても多くなる。

上位３人は一枚もCDを持ってないばかりか、音源もひとつもない。

１票しかはいらなかった少数意見のなかには、不思議なものがあった。たとえば、おニャン子クラブ。坂本冬美も不思議だ。ビジュアル系のPENICILINやLUNA SEAを挙げている人もいた。平井堅に大江千里という畑ちがいの人もいた。

案外に少なかったのは、ZAZEN　BOYSとNUMBER　GIRL、向井秀徳のバンドだから、重なるファンがもっといるかと思ったがいなかった。あとは、BRAHMAN。対バンも何回かやっているし、もっと多いと思ったが、サンプル約２００人の解答のなかでは、１人しかいなかった。英詞に抵抗があるのかもしれない。今をときめく、ELLEGARDENやthe HIATUSがなかったのも印象深い。エレカシファンは日本詞（日本史も）が好きな人たちらしい。

そういえばRCサクセション（２票）と忌野清志郎（４票）がほとんど得票していなかった。あとBOGUMBOSは「どんと」に１票だけ。syrup16gも３票だから、実際の人気の割にはエレカシファンへのアピールは少ないのかもしれない。

思ったより上位だったのは、銀杏BOYZとThe ピーズだ。あとは野狐禅。ザクザクしたアコースティック・ギターのサウンドが【珍奇男】の印象に重なるのかもしれない。

ちなみに私がよく聞くアーティストは、

邦楽

THE BACK HORN
syrup16g
菅野よう子
佐野元春
Niagara Sound(大滝詠一や山下達郎、はっぴいえんど)

洋楽

John Coltrane
Isaac Hayes（Stax Label）
Paul Weller( include the jam)
Carol King
Bob Dylan( & American Folk Rock)

「其の二」

をつくりましたよかったらのぞいてください。