SSブログ

7月の日比谷野音を場外鑑賞する。 [ライブ]

日比谷野音は日比谷公園のなかにある。エレカシファンの方々には、周知の事実であろう。日比谷公園は大名屋敷(松平肥前守)の跡地であり、古木の残る都会のなかの武蔵野のあとである。

最寄り駅は東京メトロ日比谷線の「日比谷」駅が最短距離。つづいて、東京メトロ丸ノ内線の「霞ヶ関」、都営地下鉄「内幸町」。JR東日本の最寄り駅は「有楽町」もしくは「新橋」である。

東京メトロの「日比谷」駅は地上へ出ると、目の前が日比谷公園である。丸の内線の「霞ヶ関」駅は国会寄りなので、有楽町方面に向かって道を渡らなければならない。道に迷いやすい人は、「霞ヶ関」駅からは行かない方がよい。JR「有楽町」「新橋」から向かう人は、それぞれ「有楽町」駅中央西口あるいは「新橋」駅日比谷口を(首都高速と反対側)に出て、皇居もしくは国会の方へ向かって直進し、通りを3本越えると皇居の内堀に繋がる日比谷通りに出るので、そこへ出たら、日比谷公園の緑を左右見渡して探せばよい。日比谷公園の正面入り口は、帝国ホテルの正面あたりにあるので、帝国ホテルの高い建物を目印にしてもよい。帝国ホテルは入り口がロータリーになっており、外賓を迎える際の国旗掲揚ポールが立っているのですぐわかる。



野音2.jpg
日比谷公園の公式サイトhttp://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index037.html
Yaon1.jpg
野音の座席PDF http://hibiya-kokaido.com/yaon-zaseki-block-0905.pdf


日比谷公園には二つの音楽堂がある。公園中央の噴水広場のすぐ脇にある小音楽堂と虎ノ門方向の角にある大音楽堂である。通常「日比谷野音」と呼ばれているのは後者、日比谷野外大音楽堂のことである。日比谷野外大音楽堂は公園の端っこにあるので、公園の中から行こうとすると迷ってしまう人も多いだろう。だから、日比谷公園についたら、まず日比谷公会堂(時計台のある古い建物)を探そう。その建物のある一辺の方角に、「野音」はある。まず、日比谷公会堂に辿りつくとわかりやすい。日比谷公会堂についたら、その(国会側)反対側の角が日比谷野音である。

日比谷野外大音楽堂は典型的な野外音楽劇場で、ステージを中心にしてすり鉢状の角度のついた客席が広がっている。ブロック指定による指定席がA-176席、B-888席、C-1600席、立見450席、車椅子席5席、計3119名が最大収容定員になっている。臨場感という意味ではA席が素晴らしいが、音楽を聴くにはB席より後ろのセンターブロックのほうが、偏りのないよい音が聞ける環境にある。すり鉢状であることもあり、どこからも比較的に見やすい設計であるが、左右両端の座席からはさすがに死角が生まれる。ただ、一番見づらいのは、450人詰め込まれる座席後部、通路に設けられた立見席である。立見の観客はここに四重か五重の人垣をつくるから、後方の人はどうしてもステージを見ることができない(ライブハウスと逆で、ステージが前方の下部にあるので、前に障害物があるとまったく見えない)。つまり、C席後方の立見と場外のベストポジションでは、それほど違うとは思われない。

日比谷野音には座席の後方に場外から中を見渡せないようにする、衝立が左右にあり、その正面にあたる場外は音漏れが悪い。ただそのコンクリートの衝立の脇からは音が抜けてくるし、また音回りの方向さえ気にしなければ、全方位に向かって音は漏れている。私がベストポジションを認定するのは、「緑と水の市民カレッジ」と1Fの喫茶スペースがある建物のあたりか、もしくはその向かいにある植え込みと遊歩道をしきる鉄柵あたりである。それが右サイドのベストポジション。左サイドのベストポジションは、日比谷図書館サイドに寄ったところであるが、このスペースは露天商が焼きそばやお好み焼きなどを売るために発電機を回しているため、正直その音がうるさい。だから、少し正面を逸れてしまうが日比谷図書館の正面あたりに移動するほうがよく聞こえる。しかも、日比谷図書館前のエントランスは、屋根付きなので雨天の際には、どこよりも適した外聞きのポジションとなる。(下記写真中の赤で示した場所が比較的に良好な音漏れの場所だと認定します)
yaon2.jpg

nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 3

きょ

こんばんは。

2008の野音は外聴きでした。
たまたま東京に出張でたまたま予定より早くに仕事が終わり、
日比谷まで30分の所にいた私はいてもたってもいられず日比谷へと向かいました。
そしてあちこちうろうろして図書館前の階段に落ち着きました。
その時「平成理想主義のひと~」って天使の声が空から降ってきた。
とても印象的でした。

日比谷の緑とその向こうのビルと暮れ行く空、外聴きもなかなか雰囲気があっていいもんだなーって思いました。

注:図書館前階段は鳩の糞に要注意でございます。


by きょ (2010-06-14 21:42) 

黒のシジフォス

>きょ さん、こんばんは。
日比谷公園で外聞きされたことがあるんですね。
外も案外と悪くないですよね!

2008年ということは、6人編成の野音ですね。
日比谷図書館のエントランスの階段は、よいベンチです。
私も別のライブをそこで聞いていたことがあります。
野音はまさにオフィス街で、しかも通り向こうが霞ヶ関。
道の向こうは「厚生労働省」のビルなんですよね。
あそこで【BLUE DAYS】や【ガストロンジャー】を聞くと格別です。

図書館前の階段は、鳩の糞注意ですか?
私は幸いにも被害にあったことはないですが、
それは有用な口コミですね。ありがとうございました。
by 黒のシジフォス (2010-06-15 22:19) 

黒のシジフォス

カズさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
私の拙い考え方に賛同していただき、
ありがとうございます。
同じ考えの方がいらっしゃると、心強くなります。

もしかしたら、私達は少数意見かもしれませんが、
信念は自分自信が強く守ることで、価値を持ちます。
借り物ではない信念こそが大切だからです。

チケットの件ですが、
別の場所でお譲りいただける方に出会えました。
お心遣い感謝いたします。

このブログへのコメントは、
「管理者のみ閲覧」がないので、
すべて「公開」あつかいになってしまいます。
ですから、私がこのコメントを掲載した時点で、
カズさんのコメントは削除することにします。
お声がけいただき、ありがとうございました。
by 黒のシジフォス (2010-06-16 19:11) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。