野音２０１１グッズについて

今年も日比谷野音の開催が１週間を切り、
野音グッズの商品ラインナップが発表された。
http://www.elephantkashimashi.com/goods.html

Ｔシャツが３デザイン、色違いで計７パターン。
タオルが２デザイン、色違い４パターン。
コインケースが１デザイン、色違い２パターン。
ポストカードが１パターン。

昨年の充実ぶりと比べると、
商品点数、デザイン共に絞られた印象がある。

デザインを見てみると、シルエットＴシャツが一番妥当な商品。
「肖像画」Ｔシャツは、油彩風イラストの出来映えに賛否両論ありそうだ。
文豪Ｔや「Shake!」Ｔがシルエットだったのと対照的に、
目鼻立ちまではっきり描いた油彩画風は、
似てる似てないによって、購入者を選ぶことになるだろう。
私はあまり購入意欲をそそられない。
似ているとは思うが、表情に覇気がないので魅力が薄い。
宮本御大は『扉』のジャケット写真ぐらい覇気があってこそである。
あるいはマイクをもって絶叫している姿こそ、肖像に適している。

タオルはファンシーにデザインされており、
ロゴデカ路線を修正して、女性にアピールするグッズになっている。
東京／大阪のバージョン違いが、
東京タワー／通天閣　＆　日比谷野音／大阪野音のイラストで示されているが、
正直、バージョン違いにあまり魅力はない印象である。
どちらかひとつ持っていれば十分。

コインケースはグッズとしては魅力ある商品だが、
加工の難しい牛革素材にしたために、
「ｅｋ」の単調なロゴデザインになり、正直魅力が半減している。
牛革なのだから、せめてブランド・マークをデザインして焼き印にしたら、
もっと細かいデザインが利いた気がする。

こうして見てくると、グッズとしては華やかさに欠けるが、
場所を取らず、一見して楽しめるポストカードセットが、
なぜか魅力的に輝いて見える。
こんなに紙媒体が輝くグッズ・ラインナップもないのだから、
ツアーと同様にパンフレットを制作したらよかった気がする。

今回のグッズを見る限り、
オフィシャルもトップ扱いにしている「野音 2011 シルエット」が、
いちばん目を引くグッズである。
ただ、シルエットをデザインするアイデアは買いだが、
各自のポーズと配置がまだベストではない気がする。
総合司会のがに股ポーズは格好いいのだろうか？
石くん、トミが輪郭がはっきりしているのに、
成ちゃんがドラムのシルエットと重なって見えづらい。
グレー×ブラックのプリントよりも、
ピンク×ブラックのプリントの方がエキセントリックでよい。

「ROCK'N ROLL BAND」Ｔシャツは魅力うすなのだが、
巷間では評判がよいのだろうか？
それとも、はじめから夏フェス・グッズといっしょにデザインしてあった、
持ち越しデザインなのだろうか？
エレカシ・グッズとしての格好良さがないので、どうかと思う。
そもそも、胸ポケットありなしで５００円も価格が違う。

それにしても、
2010年の野音はなぜあんなにもグッズのお祭りだったのか？
しかも、それなりのクオリティのものが並んだから、飛ぶように売れていた。
今年はどうなのだろう。
ファンブログをぐるりと回って反応を散見してきたが、
いつものエレカシ・グッズの「いなたさ」があることが、
翻って好印象なことに苦笑する。デザインが悪いことの個性。
そもそも、普段着や常用に適さないのがエレカシグッズと認知されているのだろう。
予想を裏切ってもよいと、私は個人的には思う。
たとえば、写真をつかうグッズを作るならば、
YouTubeのオフィシャルCHのヘッダーなんか、すごいよい写真なのに。

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3,500円(税込)

「ROCK'N ROLL BAND」ポケTシャツ

＜COLOR＞
ブラック ボディー×シルバー プリント

3,000円(税込)

「野音 2011 シルエット」Tシャツ

＜COLOR＞
ブラックボディー×グレープリント
ホワイトボディー×グレープリント
ホワイトボディー×ピンクプリント(日比谷公演で販売)
ブラックボディー×ピンクプリント(大阪城公演で販売)

「肖像画」Tシャツ

＜COLOR＞
ブラック/ホワイト

2,500円(税込)

「野音 2011」スポーツタオル

＜COLOR＞
・日比谷公演
ブラック×ホワイト
ブラック×ブルー
・大阪城公演
ブラック×ホワイト
ブラック×レッド

「エレファントカシマシ」コインケース

＜COLOR＞
ブラック/イエロー
＜素材＞牛革

800円(税込)

「野音2011」 ポストカードセット

(5枚+おまけ)