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4月25日(水)発売 NEW SINGLE「大地のシンフォニー/約束」 [シングル]


2012年4月25日リリースのNEW SINGLEの詳細が発表されたので、
よい機会なので、ブログ更新を再開することにします。

ご無沙汰をして申し訳ありませんでした。
ブログ更新を怠った理由は、主に怠惰です。
生来の不精が芽を吹いて、花を咲かせただけのことですが、
ご心配をいただいた方々には、深くおわびとお礼を申しあげます。
(追記の末尾に若干いい訳めいた説明を附します)

2012年4月に半年ぶりのリリースとなるのは43作目のシングル。
プロデューサーはYANAGIMANさんだそうです。
2009年発売のシングル「絆(きづな)」以来のお仕事ですね。
蔦谷好位置プロデュースが続いたあとのYANAGIMANさんだから、
どんなコラボレーションなのか興味がわきます。

発売されるのは「通常版」と「初回特典盤」の2種類。
最近よくあるスタイルで、「通常」「初回」の2種類のジャケット違いも恒例ですね。
大地のシンフォニー/約束(初回限定盤)
  「初回盤」【CD2枚組】UMCK-9477/8 ¥1,680(税込み)
が《くわえ煙草の宮本のバストアップ写真》、

大地のシンフォニー/約束
  「通常盤」【CD1枚】 UMCK-5376 ¥1,100(税込み)
が《どこかの交差点の横断歩道を渡る宮本の脚部》。

収録曲


1 大地のシンフォニー
2 約束
3 大地のシンフォニー (INSTRUMENTAL)
4 約束 (INSTRUMENTAL)


「通常盤」はダブルAサイドの2曲とその「ボーカル抜き」音源2曲分で、計4曲。
「初回盤」はさらにもう1枚、2012年渋谷公会堂の新春コンサートのライブ音源7曲分が、2枚目として組合せ。

1 おかみさん (w/Horn section)
2 Soul rescue (w/Horn section)
3 リッスントゥザミュージック (w/Violin,Cello)
4 旅 (w/Strings)
5 笑顔の未来へ (w/Strings)
6 桜の花、舞い上がる道を (w/Strings)
7 パワー・イン・ザ・ワールド (w/Horn section)


新春ライブでの豪華共演は全部で16曲あり、そのうちから厳選7曲、半分くらいの収録らしい。
公演日の記載がないので、両日のどちらの収録かわからないが、
「おかみさん (w/Horn section)」と「桜の花、舞い上がる道を(w/Strings)」は、
2日目(1月7日)しか演奏していないので、2日目の公演で確定。

なお、収録もれした楽曲は以下の8曲。

今はここが真ん中さ!(withホーン)
真冬のロマンチック(withホーン)
明日への記憶(withストリングス)
普通の日々(withストリングス)
女神になって(withホーン)
新しい季節へキミと(withストリングス)
絆(withストリングス)
so many people(withホーン)
あなたのやさしさをオレは何に例えよう(withホーン&ストリングス)B007BRSK7U

【so many people】と【あなたのやさしさを…】が
かなり印象的で格好よかったので、収録洩れはかえすがえすも残念、ライブでの熱演を胸に刻むほかない。
しかし、収録される7曲もかなり素晴らしい内容だったので、
再び自宅で鳴らせるだけでも、あの日の驚きを思い出せるというものだ。
(長くなってきたので、つづきは追記に回します)



ニュー・シングルをタイトルだけ知って想像している段階にすぎないけれど、
なんとなく思われるところもある。
それは「大地のシンフォニー」と「約束」という言葉の響きが、
シングル「友達がいるのさ」のジャケット写真となった創作ノートの欠片のような気がしているからだ。
自分のブログで触れたという我田引水の推理なのだが、
どこかしらあれを類推してしまったのである。
(当該項目「シングル「友達がいるのさ」ジャケット解読」はこちら

あのなかに登場する「本来ある大地の鼓動が聞えるかな」という1行に、
今回のシングルに繋がる何かを勝手に想像してしまっている。
「約束」という単語から類推するのは、
【俺たちの明日】や【FLYER】のイメージだろうか。
どちらにしても、【友達がいるのさ】で見つけた光り輝くもの、
暗やみの東京でも溶暗しない確かな光、それが今回のシングルのテーマなのじゃないか、
なんて思い違いのあてずっぽうをしているわけである。

おそらく、このシングルは新アルバムへの序曲であるはずなので、
夏になるか秋になるかはわからないが、今年は2年ぶりのアルバムが出るような気がしている。
そして、そのアルバムは、はっきり言及していようといまいとに係わらず、
2011年の東日本大震災後を生きることを意識した作品であり、
エレファントカシマシが鳴らす、彼らなりのエールなのだと確信している。
ただ、「元気を出せ!」とか「手をとりあおう」とか「大丈夫とか」、
おそらくそうしたありきたりな、紋切り口調ではない、
「自分たちはこうやって生きていく」というような、そういう作品なのではないかと思う。
「気持ちはわかるが、元気を出しな」みたいな嘘くさい説経はしないと信じている。

エレカシのニュー・シングルについては以上。
つづいて、本ブログをさぼっていた言い訳。

実は、2月中にファンクラブ会報を読んで、書きたい内容があったのだけれど、
ファンクラブ会員は会報の内容について「守秘義務」的な制約があるので、
あまり口を滑らすようなことはいけないと思って、その項目を保留にしていた。
簡単に言ってしまえば、【so many people】の演奏位置は予定通りで、
2日目のセットリストはちゃんとあのままだったらしい、ということについてである。
詳細は総合司会・宮本の口から語られているのだが、ファンクラブ非会員に公表してはいけないので、
真相が知りたい方は、ファンクラブ会員の友人に直接訊いてもらいたい。

そんなことがあって、2月はようよう過ぎて、3月が近づいて来るにつれて、
文章を書くのが億劫(おっくう)になってきたのだ。
昨年の記憶ということもある。
ただそれだけではなく、「1周年」をはしゃぐように扱うメディアの報道を見て、
現実の悲惨さを前にべらべらとしゃべり倒す人たちの饒舌の嘘くささ、
再現ドラマにハリウッド映画のようなBGMを鳴らす相変わらずの手法を見ていて、
正直、日本人の軽薄さに唖然としてしまったのである。
それから、放射能潔癖症のような人たちの、「東日本はもうおしまいだ」的な発言についてや、
あるいは東北の農漁業が壊滅状態にあるのに、TPPを推進しようという売国的な人たちなんかに、
あきれかえっていたのである。
今、関税を撤廃したら、「放射能汚染」と関係ない安価な外来食品が、
日本の農漁業に大打撃を与えることは、少し考えればわかるとこだ。
そんなことは思っていたのだけれど、そうした批判めいた言葉や、
逆に血の通っていない嘘の饒舌に荷担するのが厭で、しばらく黙っていたということもある。

もともと、私は筆無精なところがある。それも気まぐれに。
その怠惰な性質が出たということも多分にあるのかもしれない。
エレファントカシマシに関するネタを切らし気味だったという事情もあるかもしれない。
もちろん、企画としてはいろいろあって、
歌詞のなかに隠れている文学作品を探す、何て言うのは、本気でやりかけたくらい。
ひとつ言えば、3rdアルバム『浮世の夢』の「浮世の夢」は、
永井荷風『墨東奇譚』の主人公が書きかけている小説のタイトル、だとか。
あるいは【武蔵野】は当然のこと国木田独歩とか。
そんなことを考えていたら、【彼女は買い物の帰り道】で女心を描きたくなったのは、
太宰治が「女生徒」で思春期の女学生の心理を描いていることなどを思って、
ふとした拍子にそれを真似てみようと思ったのかなと、考えたりした。
この辺は掘り下げれば、何か書けないことはなかったはずである。
あとは、宮本浩次の独特のスタイルについて研究しようと思って、
「宮本スタイル」などという用語まで考えても見たのだけれど、
これも途中でうっちゃってある。
片足を上げながらギターを弾くあの独特の弾き方は、「宮本フラミンゴ奏法」と銘々してある。
読売巨人軍の世界の王貞治にならって開発された、とか何とか、いい加減な注釈も入れて。

かように、やろうとはしたのだが、書けませんでした。
ツイッターをやっている人からしたら、遠く隔絶した怠けものでしょうが、
生来、言いたいことの内容が重くなるほど、口をつぐむ性質(たち)なので、
東日本大震災から1年、しかも福島第一原発の収束しない事故の継続などを見ていると、
「失語症」的にならざるを得ないのでした。
語れば語るほど嘘になる。わけしり顔をすればするほど、無知蒙昧になる。
茨城県の地震の多さを予測し、あるいは放射能汚染状況から、
「ROCK IN JAPAN FES」開催に反対したことだけは、今もまちがっていないと思いますが、
さりとて、それが絶対的に正しいかといえばそうも言えません。
ただ、今年に関しても、私の個人的な見解を言えば、あまり積極的に参加をすすめられない状況です。
東日本大震災の震源(震央)部であった宮城県や岩手県よりも、
むしろ南下した福島県から千葉県あたりのほうが、誘発される余震の回数が多いからです。

私は「放射能潔癖症」ではないので、関東地方レベルの被爆で、
発がん性が飛躍的に高くなるとか、白血病になって死んでしまうとか、そういうことは思っていません。
ただ、怖いのは頻発する余震が福島・茨城・千葉を中心に起っていることで、
その余震頻発地帯の真ん中である、ひたちなか市で数万規模の野外イベントをやる怖さ、
避難経路もたしかではないイベントは、もしも何かあったら誰も責任がとれないなと思っている。
国営ひたち海浜公園は標高的には津波をかぶる場所ではないようなのですが、
イベント参加者がパニックを起こしたり、あるいは東日本大震災クラスの地震が起きたときに、
参加者の帰宅交通手段を確保できるのか、帰宅難民を収容できるあてがあるのか、
ということを考えると、やっぱり不安になります。
ARABAKIロックフェスについても同じことを言わざるを得ないのですが、
余震が絶えない現状、あるいは直下地震が考えられる場所での大規模イベントは、
東日本大震災クラスの地震を想定して、その対処を考えておかないと、
いったんそれが起きたときに取りかえしのつかないことになる。
津波ということを考えると、いちばん危ないのはROCKS TOKYOかもしれません。
原発事故ということでは、新潟のフジロック・フェスも他人事ではない。

話し出し、書き出すと、尽きもせぬ駄弁が出てくる、出てくる。
これならいっそ口をつぐんでいたほうが、世のため、人のため。
まあ、しかし、詮無いことを言ってしまうのが人の人たる所以。
節度ある無駄口を叩きながら、このブログも続けて行こうと思っております。
そもそも、あまり役に立つことを書いた覚えがないですから。
本気でやられている、熱心なファンのブログに一緒にされると、
そちらの方に迷惑なので、怠惰(なまけ)ものの手前のブログは、
たまに怠惰(なまけ)て、呆れて去っていく人を稼いだほうがよいのかもしれない。

それでも敢えて残ってくれる読者の方々、
間違えて訪(おとのう)てくれる方々を相手に、
目立たないように続けていくので、それでも良いという方のみ、
お目よごしていらしてください。
まあ、門を立てて、読者を選別しようとか、そういうのではありません。
どなたでも見ていって下さいの気持ちです。

ひとつ企画で思い出したので付記。
オフィシャルHPにこうなって欲しいという見本図を、
ほかのアーティストHPに学んで、提案してみようというアイデアもありました。
海外のミュージシャンのページがすごく参考になります。
最近、私が好んで聞いていたこともあるのですが、
カエターノ・ベローゾ(HP)とジョルジ・ベンゾールのHPが素晴らしいです。
ディスコグラフィーが充実しているだけじゃなく、
全曲試聴ができて、歌詞も閲覧できて、スタッフクレジットも見られるんですよ。
ジョルジ・ベンゾールのHPは楽譜も公開しています。
デザインが洒落てい、デザイナー関係の方は行くとびっくりしますよ。
FLASH系の複雑な仕掛けはないのですが、
うまくリンクや画像が配置してあって、機能性とデザインが両立している。
エレファントカシマシのオフィシャルもああなって欲しいと思ってしまったのでした。

駄弁が長くなったので、またの機会に。(了)
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待つ女

わーい!良かった〜。心配しました&とりあえずホッとしました〜!
これからもヨロシクお願いしますね!
by 待つ女 (2012-03-19 02:44) 

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