作品の発売日を集計するなり [分析]
通算21枚目のアルバム『MASTERPIECE』の発売も決まり、
全国ツアーも目前の今日この頃、すこしやる気をふるって、
データを使った一項を立てて見ることにした。
新作『MASTERPIECE』の発売日は2012年5月30日。
新緑の目に眩しい初夏の候である。
エレファントカシマシの作品をひとつずつ追っている吾が身として、
作品が発売された日(季節)というのは、
某かの感慨をともなって記憶されている。
とかく思うに、エレカシ作品の発売日は春のイメージが私のなかであった。
あるいは、次に多いのは秋であろうか。
それがどれほど確かなものか、あるいはいい加減なものかを、
表計算のソフトを使って、確かめんとすなる、ものなり。
(とりあえずCD作品のみを集計してみた。
映像作品をふくむ集計はまた日をあらためて。)
まず、季節の分類を定義しよう。
3・4・5月を「春」とする。
6・7・8月を「夏」とする。
9・10・11月を「秋」とする。
12・1・2月を「冬」とする。
さて、次にエレファントカシマシの既発作品を確認する。
アルバム(ミニアルバムを含む)
ファースト~『悪魔のささやき』 20枚
(『MASTERPIECE』をふくめて21枚)
シングル(再発「悲しみの果て」を含む)
「デーデ」~「大地のシンフォニー」 43枚
企画盤(ベスト・自選集・シングル集・トリビュート)
『エレファントカシマシベスト』~『自選作品集』 7枚
合計 70作品ある
結論から先に。
(細かい作品の発売日はオフィシャルのディスコグラフィーでどうぞ)
見てもらえばわかるように、圧倒的に春の発売が多いのである。
アルバムは20作中9作(今度ので21作中10作)、
シングルは43作中17作、
企画盤でも7作中2作と、
かなりの確率で3~5月発売が多いのである。
ちなみに春発売のアルバムは以下の通り、9作品。(ちょうど各月3作品ずつ)
しかも、このうちの3作は5月の発売である。
つづいて、シングルを確認しよう。
シングルは18作品ある。
「大地のシンフォニー/約束」と同じ4月発売は、7作品ある。
これだけ見れば、
エレファントカシマシに「春」のイメージが付くのもわかっていただけるだろう。
しかし、歌詞の内容から見ると「夏」と「冬」の歌が多いのである。
これは意外と知られていない豆知識なのではないだろうか。
私も「四季のうた(正篇・続編)」という項目を立てるまでは、
ついつい「春」と「秋」のイメージをうっかり抱いていたのである。
エレファントカシマシというのはなかなか曲者な人たちで、
自分が抱くイメージと実体がちがうということが頻々にある。
英語(アルファベット)はあまり使わない、
ラブソングはあまり歌わない、
風物に関する歌詞が多い、
などなどは聞き手が思いこんで付けているイメージがほとんどである。
今回、作品の発売時期を調べて思ったのは、
作品の発売時期に作品内の季節を重ねて聴いている、
そんなリスナーが多いのかもしれないということである。
作品発売の時期はかならずしも作品世界と「オンタイム」でないことが多い。
むしろ、作品制作時期の季節が作品の中に反映されるので、
ひと季節かふた季節前の情景が、発売時期になって知らされるという構図の多い。
秋冬イメージの『扉』が3月発売、
春夏イメージの『風』が9月発売、というのが代表例である。
であるから、本年5月末発売の『MASTERPIECE』は、
おそらく秋冬イメージが強いのではないかと感じている。
もちろん、シングル「ワインディングロード / 東京からまんまで宇宙」も収録されるから、
全部が全部そうだというつもりはない。
ただ、発売時期の直前の季節を反映するというのは、定例のことである。
全国ツアーも目前の今日この頃、すこしやる気をふるって、
データを使った一項を立てて見ることにした。
新作『MASTERPIECE』の発売日は2012年5月30日。
新緑の目に眩しい初夏の候である。
エレファントカシマシの作品をひとつずつ追っている吾が身として、
作品が発売された日(季節)というのは、
某かの感慨をともなって記憶されている。
とかく思うに、エレカシ作品の発売日は春のイメージが私のなかであった。
あるいは、次に多いのは秋であろうか。
それがどれほど確かなものか、あるいはいい加減なものかを、
表計算のソフトを使って、確かめんとすなる、ものなり。
(とりあえずCD作品のみを集計してみた。
映像作品をふくむ集計はまた日をあらためて。)
まず、季節の分類を定義しよう。
3・4・5月を「春」とする。
6・7・8月を「夏」とする。
9・10・11月を「秋」とする。
12・1・2月を「冬」とする。
さて、次にエレファントカシマシの既発作品を確認する。
アルバム(ミニアルバムを含む)
ファースト~『悪魔のささやき』 20枚
(『MASTERPIECE』をふくめて21枚)
シングル(再発「悲しみの果て」を含む)
「デーデ」~「大地のシンフォニー」 43枚
企画盤(ベスト・自選集・シングル集・トリビュート)
『エレファントカシマシベスト』~『自選作品集』 7枚
合計 70作品ある
結論から先に。
アルバム | シングル | 企画盤 | 総計 | |
---|---|---|---|---|
春 | 9作品 | 17作品 | 2作品 | 28作品 |
夏 | 3作品 | 9作品 | なし | 12作品 |
秋 | 4作品 | 12作品 | 4作品 | 21作品 |
冬 | 3作品 | 5作品 | 1作品 | 9作品 |
合計 | 19作品 | 43作品 | 7作品 | 70作品 |
(細かい作品の発売日はオフィシャルのディスコグラフィーでどうぞ)
見てもらえばわかるように、圧倒的に春の発売が多いのである。
アルバムは20作中9作(今度ので21作中10作)、
シングルは43作中17作、
企画盤でも7作中2作と、
かなりの確率で3~5月発売が多いのである。
ちなみに春発売のアルバムは以下の通り、9作品。(ちょうど各月3作品ずつ)
しかも、このうちの3作は5月の発売である。
『THE ELEPHANT KASHIMASHI』1988.3.21
『エレファントカシマシ5』1992.4.8
『奴隷天国』1993.5.21
『東京の空』1994.5.21
『good morning』2000.4.26
『ライフ』2002.5.2
『扉』2004.3.31
『町を見下ろす丘』2006.3.29
『昇れる太陽』2009.4.29
『エレファントカシマシ5』1992.4.8
『奴隷天国』1993.5.21
『東京の空』1994.5.21
『good morning』2000.4.26
『ライフ』2002.5.2
『扉』2004.3.31
『町を見下ろす丘』2006.3.29
『昇れる太陽』2009.4.29
つづいて、シングルを確認しよう。
シングルは18作品ある。
「大地のシンフォニー/約束」と同じ4月発売は、7作品ある。
「デーデ」1988.3.21
「曙光」1992.3.25
「奴隷天国」1993.4.21
「この世は最高!」1994.4.21
「悲しみの果て」1996.4.19
「戦う男」1997.3.14
「はじまりは今」1998.5.13
「真夜中のヒーロー」1999.4.28
「コールアンドレスポンス」2000.4.26
「孤独な太陽」2001.3.16
「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」2002.4.17
「化ケモノ青年」2004.3.10
「桜の花、舞い上がる道を」2008.3.5
「絆」2009.3.18
「幸せよ、この指にとまれ」2010.5.12
「大地のシンフォニー/約束」2012.4.25
「曙光」1992.3.25
「奴隷天国」1993.4.21
「この世は最高!」1994.4.21
「悲しみの果て」1996.4.19
「戦う男」1997.3.14
「はじまりは今」1998.5.13
「真夜中のヒーロー」1999.4.28
「コールアンドレスポンス」2000.4.26
「孤独な太陽」2001.3.16
「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」2002.4.17
「化ケモノ青年」2004.3.10
「桜の花、舞い上がる道を」2008.3.5
「絆」2009.3.18
「幸せよ、この指にとまれ」2010.5.12
「大地のシンフォニー/約束」2012.4.25
これだけ見れば、
エレファントカシマシに「春」のイメージが付くのもわかっていただけるだろう。
しかし、歌詞の内容から見ると「夏」と「冬」の歌が多いのである。
これは意外と知られていない豆知識なのではないだろうか。
私も「四季のうた(正篇・続編)」という項目を立てるまでは、
ついつい「春」と「秋」のイメージをうっかり抱いていたのである。
エレファントカシマシというのはなかなか曲者な人たちで、
自分が抱くイメージと実体がちがうということが頻々にある。
英語(アルファベット)はあまり使わない、
ラブソングはあまり歌わない、
風物に関する歌詞が多い、
などなどは聞き手が思いこんで付けているイメージがほとんどである。
今回、作品の発売時期を調べて思ったのは、
作品の発売時期に作品内の季節を重ねて聴いている、
そんなリスナーが多いのかもしれないということである。
作品発売の時期はかならずしも作品世界と「オンタイム」でないことが多い。
むしろ、作品制作時期の季節が作品の中に反映されるので、
ひと季節かふた季節前の情景が、発売時期になって知らされるという構図の多い。
秋冬イメージの『扉』が3月発売、
春夏イメージの『風』が9月発売、というのが代表例である。
であるから、本年5月末発売の『MASTERPIECE』は、
おそらく秋冬イメージが強いのではないかと感じている。
もちろん、シングル「ワインディングロード / 東京からまんまで宇宙」も収録されるから、
全部が全部そうだというつもりはない。
ただ、発売時期の直前の季節を反映するというのは、定例のことである。
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