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蔵出し「25周年ロゴ」 その2 [二次創作]

ek25.png


なまけ者が二日つづけて記事を更新するという稀有。
これは、たまたまPCのファイル中に放り込みっぱなしの作品を見つけたので、
虫干しみたいな気持ちで、蔵出ししてみたもの。

このロゴは象の彫像を写真からベクター画像に起こして着色し、
着色したものに文字をのせた、片手間にやっつけ仕事をした印象の作品。
愛嬌のあ象の彫像は横浜の臨海部、「象の鼻パーク」の遊歩道付近に設置してあるもの。
私がベクター画像におこしたデジタル写真を撮影したときは、青色の象でした。
今は、近所の小学生にペイントさせたような、不思議なカラーリングになっているはず。
このポスター風の画像の力点は、「25周年」を「四半世紀」と呼ぶ画面下のフォント。
欧米風にいうならば、Quater Centuryですな。 ここは欧米か!
予約投稿したつもりが、昨日のうちに記事2本公開してました。くわばら、くわばら。
サボっていると、よく使っていた機能も忘れるものです。



改憲議論華やかなりしこのごろ。
議論の本末の転倒が多すぎる。
「何のため」に「どの箇所」を直すかが大切なのであって、
改憲することが目的になっている話はおかしい。
また、
「アメリカに押しつけられた」ということを理由に、
「アメリカに押しつけられた」戦後の平和や経済発展を受益してきた日本人が、
憲法だけを取り出して悪し様にいうことの偏見ぶりがひどい。
たとえば、米軍基地なんてものは、象徴的なそれなのだが…。

くわえていえば、
アメリカ軍が日本の味方をしてくれるために、日本に駐留しているというナイーブな議論。
アメリカはアメリカの都合でしか動かないから、日本を守ってくれると単純に思うのは違う。
TPPの問題や歴史認識の問題を考えればわかるが、利害関係によっては日米は敵対関係になる。
また、歩を進めて言えば、アメリカの政治は圧力団体のロビー活動に弱い。
ゆえに、在米の移民が組織した圧力団体がロビー活動をして、
アメリカの政策をゆがめるなんてことは幾らでも起こる。
そのことを考えれば、アメリカが守ってくれるなんていうのは、希望的観測にすぎない。

日本国憲法が時代に合わない部分があるのは確かだが、
それがどの部分であり、どのように変えていくべきかは、
時代の要請と照らして真剣に考えるべきなのだが、
いわゆる保守「愛国」グループのいう改憲論は、
「結党以来の悲願」のような古くさい綱領に基づいている。
「積年の恨みはらさずに置くべきか」という怨念めいたそれが、
適宜改正すべき憲法の本質的な改定作業をゆがませている気がする。
憲法を遵守させることで解消される社会問題もいっぱいあるはずなのだが、
それについてはあまり触れたがらない。

幕末の開国以来、日本人は大国アメリカに長年あこがれてきたところがある。
太平洋戦争中の数年のあいだ敵対関係があったにしろ、
その本質的な憧憬心はかわらなかったのではないか、とさえ思う。
そこで、日本は「アメリカみたいになりたいのか?」という問題がつきまとう。
あるいは、「アメリカ人のもっている価値観(正義とか、
イデオロギーとか)を日本人のポリシーにするのか?」、
そういう問題がつきまとう。
日本のなかの保守勢力がその「独立志向」に反して、
ゆきすぎた「親米」価値観であることの矛盾は、今も解消されていない。

エレファントカシマシが歌う【ガストロンジャー】の内容は、
何だか十年後の今日現在でも通用していうようで、嬉しいような悲しいようなですな。
当時の首相は小渕恵三氏だったわけですが、
その後、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎
鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦とつづき、ふたたび安倍晋三氏にその任が移っているわけであるが、
「人の良さ」しか取り柄のない危なっかしい総理大臣が、
国民や国家をふりまわしている感じは否めない。
ほとんどの人がおだてられると木にのぼるタイプの「お調子者」にしか見えないし、
それはひるがえって、日本人の特性なのかなとも思える。

日本という国や国民を不当に貶めるような中傷とは断固闘うべきであるが、
あたり一面を敵だらけにするのも何か違う気がする。(了)

はじめに公開した時と文面を変更しました。
先走りの末節t部分を剪定して、
改憲問題と保守勢力のアメリカ憧憬とにしぼった文章に書き改めました。

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いし

エレファントカシマシが復活したみたいですよ。
by いし (2013-07-30 19:26) 

黒のシジフォス

> いしさん、お久しぶりです。
エレファントカシマシの復活は存じておりますし、
少しずつ更新される情報も自分なりにチェックしております。
しかし最近だいぶサボっていたので、ファン精神がナマクラになっているようです。
サビ落ししないといけないようです。
ただエレファントカシマシの休養期間は、
永井荷風の「珊瑚集」や「荷風随筆集」などを読んで研鑽しておりました。
とくに「珊瑚集」はデジタル化しようとしていたので、
字体や送り仮名なども身についてしまった気がします。
著作権が切れてるので、原書に沿った旧字体で組めたら、
どこかにアップしようかと思ってます。
(ただ異体字が全部揃わないので、原書どおりは難しいですね。
 旧かな遣いの繰返し記号も全部が揃わないのですからね。)
エレファントカシマシの活動に合せて、
このブログも再始動しようと考えているので、またのぞいて下さい。
それでは。
by 黒のシジフォス (2013-08-12 01:28) 

いし

知恵を詰め込まれていたようですね。お元気そうでなによりです。
また読みごたえのあるコラムお待ちしています。
by いし (2013-08-20 20:02) 

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