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続・【男】シリーズについて [つれづれ]

発売になったばかりのシングル「ズレてる方がいい」のカップリング曲である【涙を流す男】。
これはエレカシファンならばご存知の【男】シリーズにつらなる作品である。
【男】シリーズが何であるかについては、以前「【男】シリーズについて」で既に述べてあるので、
ご存知ないかたは確認していただきたい。
簡単に紹介すれば、エレファンカシマシの代表作がつまった大切なモチーフからつくられるシリーズ作品である。
他のミュージシャンにも「○○男」という楽曲は幾多存在しているけれど(たとえばユニコーンとか)、
自覚的にこれだけまとまった数の「○○男」をキャリア全般にわたって発表しているバンドは他にない。

「○○男」という表題の法則にしたがった作品は現在13曲であるが、
私はこれにもう1曲【ファイティングマン】を足して、14曲と数えている。
この理由もまた前記の「【男】シリーズについて」に述べておいたので詳しく述べない。

さて、14曲の【男】シリーズがキャリアにどのように散っているかというと、

EPIC時代 8曲
CANYON時代 3曲
EMI時代 1曲
UNIVERSAL時代 2曲
計14曲である。

今回同様にシングル・カットされた楽曲を調べてみる。

「浮雲男」(浮雲男 / GT)
「曙光」(曙光 / 無事なる男)
「戦う男」(戦う男 / 遠い浜辺)
「明日への記憶」(明日への記憶 / 歩く男)
「ズレてる方がいい」(ズレてる方がいい / 涙を流す男)

このうちシングル・カットされている作品は、5曲しかないのだ。
これはかなり意外なことだろう。14曲のうち5曲であるから、約3割程度ということになる。
【ファイティングマン】はもちろんのこと、【珍奇男】や【花男】も、
あるいは【かけだす男】もシングル・カットされていないのである。
そして、見ればわかるように、シングル・タイトル曲もたった2作品とかなり少ないのである。
もったいないな、という印象が尽きない。
正直なはなし、【男】シリーズだけで精選作品集ができあがるような気配さえあるからだ。
ちなみに、ベストアルバムと自選作品集にも、8曲ほどしか収録されていないので、
【男】シリーズをすべて集めるには、自選作品集などのほかに収録アルバムを買い求める必要がある。
(【習わぬ経を読む男】 【無事なる男】【ドビッシャー男】 【かけだす男】 【歩く男】 【涙を流す男】)

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