もらった創作意欲を活かす [二次創作]
エレカシの歌を聞くと、誰しも表現欲に駆られてしまうものだ。
ギターをつま弾くものは、ギターを手にし、
カンバスに彩色を施すものは、筆を手にし、
ノートに言葉をつづるものは、ペンを手にする。
そうして、エレカシから放射された思いを、自分のなかで発酵し、
今度はそのやり場を探す。
断言していいだろう。
エレカシ・ファンは宮本やエレカシ・メンバーのように、
誰かを感動させる表現に焦がれて、
いつか自分なりの創作活動をはじめる。
だから、エレカシに触発されたデザイン、
エレカシに触発された写真、
エレカシに触発された文章が、
そこら中に散らかっている。
それらすべては、言ってみれば、
エレカシ作品の広い意味の二次創作なのではないか。
二次創作という言葉。
その意味は、
「オリジナル作品を元にして、その原型を感じさせながらもまったく別種の作品として、
新しくそのカタチを変えて表現することである」
おもに、漫画やアニメなどのサブカルチャー分野で多用され、
同人誌やMAD動画などのことを指すことが多い。
しかし、私は二次創作というのは、元来そういう意味ではないと思う。
二次創作の元来の意味は、
芥川龍之介のように、宇治拾遺物語などの古典を現代に甦らせるような組み替え、
またシャーロック・ホームズのような有名なキャラクターを使った原作者以外の小説作品、
そういうことなのではないか。
キャラクターを剽窃したり、自分勝手にパロディにすることではないはずなのだ。
ということで、私がやっている二次創作を少しだけ披露したい。
それは、エレカシの歌詞を、内容を損なわずに短歌にちぢめるという作品である。
称して、「エレカシ短歌」(または「エレ短歌」か?)。
エレカシ作品を短歌型(三十一文字)にする作業、
これは秋の野音に向けて、作品内容を理解する復習的な意味で始めた。
ところが、だんだんと面白くなってしまい、
結局、既存のすべての歌詞の短歌型をつくり終えるまでやってしまった。
この短歌は幾人かに見せてみたが、
それなりに評価があるので、なかなかうまくいったのではないかと考えている。
ここではその幾つかを披露してみようと思う。
ギターをつま弾くものは、ギターを手にし、
カンバスに彩色を施すものは、筆を手にし、
ノートに言葉をつづるものは、ペンを手にする。
そうして、エレカシから放射された思いを、自分のなかで発酵し、
今度はそのやり場を探す。
断言していいだろう。
エレカシ・ファンは宮本やエレカシ・メンバーのように、
誰かを感動させる表現に焦がれて、
いつか自分なりの創作活動をはじめる。
だから、エレカシに触発されたデザイン、
エレカシに触発された写真、
エレカシに触発された文章が、
そこら中に散らかっている。
それらすべては、言ってみれば、
エレカシ作品の広い意味の二次創作なのではないか。
二次創作という言葉。
その意味は、
「オリジナル作品を元にして、その原型を感じさせながらもまったく別種の作品として、
新しくそのカタチを変えて表現することである」
おもに、漫画やアニメなどのサブカルチャー分野で多用され、
同人誌やMAD動画などのことを指すことが多い。
しかし、私は二次創作というのは、元来そういう意味ではないと思う。
二次創作の元来の意味は、
芥川龍之介のように、宇治拾遺物語などの古典を現代に甦らせるような組み替え、
またシャーロック・ホームズのような有名なキャラクターを使った原作者以外の小説作品、
そういうことなのではないか。
キャラクターを剽窃したり、自分勝手にパロディにすることではないはずなのだ。
ということで、私がやっている二次創作を少しだけ披露したい。
それは、エレカシの歌詞を、内容を損なわずに短歌にちぢめるという作品である。
称して、「エレカシ短歌」(または「エレ短歌」か?)。
エレカシ作品を短歌型(三十一文字)にする作業、
これは秋の野音に向けて、作品内容を理解する復習的な意味で始めた。
ところが、だんだんと面白くなってしまい、
結局、既存のすべての歌詞の短歌型をつくり終えるまでやってしまった。
この短歌は幾人かに見せてみたが、
それなりに評価があるので、なかなかうまくいったのではないかと考えている。
ここではその幾つかを披露してみようと思う。
悲しみのあとの笑顔を信じおり
花挿し飾る
いつもの部屋で
(悲しみの果て)
萎えた世に背筋も寒く
待ち暮らす
富士に太陽 今もたしかに
(待つ男)
力満つ生活を手に
胸を張り 出かけていこう
贋(にせ)を暴きに
(ガストロンジャー)
気迫なき折々
オレの臆病をぶざまと笑う
燃え上がる日まで
(俺の道)
僕たちは 別れの気配知らぬふり
明日の約束
ふたりはひとり
(リッスントゥザミュージック)
求めてる止まない心受け止めて
悲しきジョニー
空は群青
(ジョニーの彷徨)
エレ短歌、素敵ですね。
【リッスントゥーザミュージック】は、心を通い合わせられなくなった二人を包む情景が浮かんでくるようです。
次回作のお披露目を楽しみにしております。
短歌集にまとめて、宮本さんに捧げると喜んでくれそうですね。(宮本先生自ら、添削されるやもしれませんが・・・)
それでは、どうぞ、よいお年をお迎えください。
by kazy (2009-12-29 22:32)
こんにちは。
じゃ、私もエレカシをイメージした短歌を一首。
天高く
鼻を振り上げ
目覚めよと
象の鋭き
野性呼ぶ声
お粗末さまでした。
by zen (2010-01-04 11:31)
>kazy さん、
足繁く来訪ありがとうございます。
宮本御大に捧げる気持ちはありますが、
差し出す勇気はありません。所詮、マガイモノですから。
> zen さん、
お初のご訪問、いらっしゃいませ。
野性味を本物の象に仮託した、イメージあふれる一首ですね。
ただ、「そもそもの疑問」エレカシメンバーは象が好きなのか?
そこが、難点ですね。
では、返歌を。
初春や
富士に届けと声高く
歌う男に 目は右左
宮本浩次に釘付けになると、目が疲れるという歌でした。
ミック・ジャガーばりに歌唱移動が大好きなミヤジですから。
by 黒のシジフォス (2010-01-05 21:58)
宮本が拳を天に突き上げながら歌っている姿が、象と重なって見えたんです。『桜の花舞い上がる武道館』コンサートで、宮本が確か「昔の侍」を歌う前に「ふわふわじゃないけど・・・野生を取り戻せ・・・」みたいなことを言っていたことも重なりました。だから、エレカシメンバーが象が好きかどうかは別として、自分のイメージとしてそう感じたということですね。
返歌ありがとうございます。歌唱移動のことかどうかはわかりませんが、宮本はミック・ジャガーのステージでのパフォーマンスを参考にしたっていう話をどこかで聞いた(読んだ?)ことがあるような気がします。
by zen (2010-01-09 17:03)