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新春ライブ2012に関連する雑話 [ライブ]

ファン・ブログやファン・コミュニティに続々とライブ・レポートが上がるなか、
私は遅遅としてライブ評が書き上がらなかったが、ライブ後3週間して、
なんとかかんとか29曲のレビューを書き上げた。
…が、しかし、全体のバランスと文章を整えたいので、あと数日推敲する。
その代わりに、各ライブ評や私のライブ評に登場する、雑話についてまとめてみた。
村田陽一のバンド「ソリッド・ブラス」など、先述の話題も登場するが、お目こぼし下さい。

●トロンボーンの村田陽一が使っていた赤いヤツ
「Pボーン」という練習用のプラスチック製のトロンボーンらしい。
なお、使用されたのは【あなたのやさしさをオレは何に例えよう】の1曲のみ。
ちなみに、ホーンセクションのメンバーは、
リーダー山本拓夫のバンドというよりは、
村田陽一の「ソリッド・ブラス」というユニットとのメンツである。
これはすでに「村田陽一」の項目でも紹介してある話。
(根拠:本年1/20のソリッド・ブラスのメンバー構成をどうぞ

●金原千恵子ストリングスについて
金原千恵子ストリングスとは3回目のライブ共演。(JAPAN JAMを入れると4回か?)
2009年4月の日本武道館、2011年1月の日本武道館、そして今年1月の渋谷公会堂。
ちなみに、エレカシと金原さんの出会いは、EPIC時代。
アルバム『5』に参加している。
hoko.png

ちなみにクレジットを見ると、「金原穂子」と記載されている。
「千恵子」なのに「穂子」とはこれいかに。これは豆知識である。
ちなみに、2012年新春公演のストリングス隊4人の名前は、
金原千恵子、笠原あやの、イイダ・ヨシヒコ(表記不明)、「大先生」ムロヤ(?)、だと思われる。

●【風】の前のMCで、年賀状についてふれたこと
「年賀状は書かないし」と言ったのは、今現在のことで、
前置きとして「昔は…(書いたんだけど)」という言葉があった。
そして、
「毎日あらたまる感じで生きてるので、お正月もあまり意識していない」
という話につながった。
オチは、「でも、いちおう区切りとして」尊重しますという感じだった。

●【俺たちの明日】前のMC。『蛸の八ちゃん』について
『蛸の八ちゃん』(画像)は、『のらくろ』で著名な漫画家・田河水泡氏の作品だろうと言うことで、
ほぼ特定してかまわないようだ。(昨年末の『JAPAN』誌で言及されているから)
つぎにMCの内容。
生まれた時から不器用なんだ。でも、なんとかするんだ。
(これが『蛸の八ちゃん』にかかっていく)
俺だって『蛸の八ちゃん』見て(読んで)、
みんなお金持ちになるの見て(成功する話を読んで)、
なんて素敵なんだって思った。
(八ちゃんは不器用ものだが、人間の世界で成功して幸せになるというのが、『蛸の八ちゃん』のあらすじらしい)
傷が出来れば治したくなるんだよ。
(震災関連、原発事故関連を受けての日本の停滞ムードを指しているらしい)
そうだよ、でっかく生きようぜ!
(つまり、次に演奏する【俺たちの明日】が停滞する日本に向けたエールだとメッセージを送った)
MCのキーワードが少しわかりにくかったかなと思った。
私自身もその場ではわからず、『蛸の八ちゃん』を調べて、全体の意味を理解した。

●【あなたのやさしさをオレは何に例えよう】後の「第1部終了」について
あえて「第1部終了」を口にしたのは、
もしかしたら「トイレ休憩」してくれという配慮だったのかもしれない。
というのは、前年2011年の新春ライブで、
SEの【朝】が流れるなか席を立ってトイレに行ってしまった人が多くいたこと、
そのことが教訓となっているのかな、と類推された。
だから、アンコール拍手しないで、トイレ行きたい人はどうぞというやさしさだったのかな、と。
それが、第2部冒頭の「行きたい人はここでトイレに…」発言につながる。
「第1部終了」と行ったのにあまり人が外へ出なかったので、
「まだまだ長いですよ、お手洗いへどうぞ」という、これまたやさしさである。
宮本浩次はそもそもは公演中の退席や退場は嫌うのだが、
それはトイレを我慢しろということではなく、
やむなく席を立つ場合は、なるべく気づかれないように配慮をして、
静かにサッと扉を開け閉めしろという、そういうことなのだ(と私は理解している。マナーの問題)。
今回は、お知らせするからこのタイミングでどうぞ、と言ったわけだ。
かけ声の一件にも通じる、寛容になった宮本を象徴するエピソード。

●【Sky is blue】の後にかかった声援への対応
1月7日公演中に複数回、「宮本君愛してるぅ」という声援があった。
それがあんまりにも連呼されるので、
多少なり嫌気を感じて「愛の告白はあとで石くんを通してくれ。ここは公共の場所なんで。」
とやんわり釘を刺したように思えた。
しかし、すかさず発言を足して、
「でも、ありがとう、…気持ちはとっても。」といい、発言者を傷つけないよう配慮をした。
さらに客席全体に対して「…俺も愛してるぜ、エブリバディ。」と言った。
とても繊細な宮本浩次は「場」にそぐわない行動が大嫌いな人だ。
とくに、集中が必要なときに、配慮のないかけ声や邪魔をされると、とても気分を損ねる。
以前Shibuya-AX公演で、意味不明のタイミングでバカ笑いする女性観客に、
「そこにいるキチガイをつまみ出せ」といった発言をしたことは、
知る人ぞ知るエピソードだ。
EPIC時代のライブならばギターの弦ブチ切って帰ってしまってもおかしくない。
ライブ慣れしていない新しいファンなのだと思うが、
空気感を壊す自分勝手なことをひとりがやることによって、
せっかくの公演が台無しになることもあるということを、
重々に承知して欲しい。
紋切り型、一方的な押しつけの声援をすると、言われる方は不快に感じるものなのだ。
どうしても愛の告白をしたいならばファンレターでやればいい。
ファンレターならば、嫌なら読まないで捨てることができるからである。
送る方は書いて送ることで読んでもらっていると思える、
それで満足できるから、お互いに距離感を利用した妥協になるだろう。

●演奏を飛ばした【so many people】について
1月7日公演でアンコールセットに回った【so many people】。
本当の演奏ポジションはどこであったか。
それは24曲目だと推定している。
それは1月6日公演のセットリストとの比較から推定した。
両日のセットリストを見ると、
7日の第2部の共演セットが1曲少ないのがわかる。
そして、それが適する位置を考えれば、おのずとその位置が判明する。
【パワー・イン・ザ・ワールド】【ガストロンジャー】【ファイティングマン】
この3曲の畳みかけが第2部の練り上げられた大団円であることを考慮すれば、
【so many people】が入るべきポジションがその前なのがわかる。
つまり、【桜の花、舞い上がる道を】と【パワー・イン・ザ・ワールド】のあいだ、
総合司会がエレキギターに持ち替えたあの時に、
本来は演奏されるはずだったのだと、私は推理している(正解であるとうしれしい)。

●1月7日公演のやりなおし2曲について
【漂う人の性】と【待つ男】の2曲の演奏をやり直した。
そのやり直した理由を推測する。

【漂う人の性】: 
これは1番全部歌いきったあとでやり直すという、今までに見たことがない「やり直し」だった。
それで何が原因なのかとステージを注視していたら、
宮本がドラムのトミと何か会話をして、トミが何かを直している風が見えた。
それがやり直しの原因だろう。
私が見た感じでは、バスドラムのキックの位置を直している様に見えた(推測)。
バスドラムのキックの当たりが浅い感じがしたので、
位置を直したのじゃないかというそういうことではないか。
本当のところはわからない。

【待つ男】:
これは出だしの数小節で止めて、やり直した、よくあるフォルス・スタート。
ベースとドラムが鳴ったあと、石くんのギターが加わった直後で止めたので、
リズム隊とギターのペースがズレたことによる「やり直し」だということが明確にわかった。
だから、カウントを取ってもういちどスタートしたのだろう。
なお、2度目のスタートで石くんはフライングして、ベースとドラムを待たずにド頭から入ってしまった。

●ダブル・アンコール【待つ男】について
本来は【悲しみの果て】の直後に来る予定だったのではないか、と想像される。
ただ、【so many people】の位置がずれたことによって、
ダブル・アンコールというよりドラマティックな最終曲の位置になった印象だ。
ホーンとストリングスがいるだけに、セットリストは練られて確定されていたものと思う。
だから、【so many people】を終ったあとに、まだ1曲あるのをスタッフが熟知していたのだろう。
そして、終演時間ギリギリを意識して、急いでもう一度出てきたのも、きっとそのためだ。
(了)
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