SSブログ

新春ライブ東京公演その1 [ライブ]

2010年年頭の新春ライブ(コンサート)、東京公演2日目に関する感想です。
この項目では、演奏されたセットリスト順に曲目ごとにコメントをつけます。
ライブ全体への感想コメントは、「ライブの印象」を参照してください。

1曲目「Sky is blue」から12曲目「化ケモノ青年」までを「その1
13曲目「クレッシェンド・デミネンド」から24曲目「待つ男」までを「その2
とします。

ちなみに、私は渋谷公会堂のことを「C.C.Lemonホール」とは呼ばないのでご了承ください。
名前貸ししている行政や、それを受けて表記をそう改めている主催者は別として、
普通一般にそこを利用する人は、企業名をわざわざ呼んでやる必要はないと思うからです。
ということで、2010年新春ライブ東京公演2日目。渋谷公会堂の模様です。




 開演までのBGMは歌なしのアンビエント・ミュージックだった。あれはいったい誰の選曲なのだろう?会場を見渡すとエレカシ・グッズは、タオルを巻いている人が多い。
 開演時間10分押しくらいで、バンドのメンバーが登場する。SEはなかった。 各パートに散る。ステージセットはステージいっぱいを使っていた。男椅子の上にタンバリン。宮本アンプの上に、『昇れる太陽』タオルと水。


 【Sky is blue】。イントロから印象的に鳴り響く、宮本のスライド・ブリージャーが、私が聞いてきた中でいちばんうまく弾けていた。声の好調さが出だしから爆発していた。新しめの曲から始めたということに、意気込みを感じた。これは日比谷野音のライブとは別種のライブであることの宣言なのだ。

 ステージライトが落ちて、暗めの照明のなか【真夜中のヒーロー】。初めて聞いた楽曲。名曲ぶりが、ライブで聞くとより一層にあざやかであった。定番曲になって欲しい。この曲はニヒル(虚無的)なヒーローの歌である。

 【今はここが真ん中さ!】。この曲をやると盛り上がる。前半でやることを宿命づけられた曲。ギターを手放し手持ちマイクで全力で歌うので、その声量や迫力がいかんなく発揮される。「みんな始まるよ」のかけごえは、体操のお兄さんのようだった。この曲の途中で指さされた気がした。気のせいかもしれない。

 「もうご承知のこととは思いますが、何歳になってもおかみさん。…」というような恒例のMCから【おかみさん】へ。2009年野音の再現。曲の最後の方で「同じこと言ってんだよ。25世紀前から同じこと言ってんだよ」と【ガスト】のようなアドリブ。印象的だったのは力強い成ちゃんのベース・プレイ。太っい。

 間髪いれず、打ち込みのトラックが鳴って、【ゴッドファーザー】。録音版とはちがい、ドラムやベースは生音を鳴らしている。ライブ版がなじみやすいのは、トミや成ちゃんがサポートしているからだ。【化ケモノ青年】との「化けもの」つながりで入れたのかなと想像する。最後、もごもごして歌詞を誤魔化した。

 ふたたびステージライトをほとんど落とし、真っ暗ななかで静かに「探してる」と歌い出す。久しぶりに聞いた【すまねえ魂】。石君を前に押しだし、ステージ中央に来るように言いつけていた。この楽曲は【ジョニーの彷徨】とイメージがダブる
【ネヴァーエンディングストーリー】。切なさと美しさが共存していて、しかもそおにロックのダイナミズムがあるという、エレカシらしい楽曲。歌詞飛びはあったが、それを越える痛切さが胸を刺した。

 「けっこうよい歌詞で、大事に歌っていきたい曲です」と【絆】。キーボードと昼海幹音のアコギから、アコースティックなサウンドでスタートした、録音バージョンとは別アレンジの【絆】。【風に吹かれて】のNew Versionに近い印象のアレンジだった。歌係に尽くしたのでとてつもなく大きな世界観を客席に見せた。

 「初詣も全然行ってないんです。いつもおみくじを引くんです。去年大吉がいっぱい出て。次に凶が出ると嫌なんで引いてません。結構当たるんで。みんなそんなことないですか」といったMC。
 唯一、季節感のあった楽曲【真冬のロマンチック】。「年が明けて、一人で音楽を聴いたり、家の引き出しを整理したりすると思うんだけど。音楽っていいなっていう、そんな曲です」そんな話をして、「OKトミ」からスタート。歌詞の内容から年末・年始向けの曲だと思う。かつて正月ライブでも大盛り上がりだった。今回は、目立つ席次だったので控えめに楽しんでました。

 【こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい】。これが意外な選曲。ファンの人気から考えると【リッスン】に行きがちなところを、あえてこちらを選択するのがミヤジらしい。そもそも、宮本本人の思い入れの深いラブ・バラード。テーマとしては【やさしさ】とほぼ同じ。このあとあたりに、後ろのカーテンが開きホリゾントが見えた気がする。

 【ジョニーの彷徨】。確かこの歌だったと思うが。後半の「見上げればスカイブルー」のところで虹を描く仕草をしていた。MCでは「去年のいっぱい出たフェス全部でやった曲です」、と紹介していた。
 照明が夕焼け色になって、楽器チェンジが行われたそのあと。しばらくの沈黙。宮本のみが次の曲を理解していなかったらしく、自分のギターを探してうろうろする。そしてドラムの冨永に次の曲を教えてもらって納得。

 ギターなしで【化ケモノ青年】。石君のギターからスタート。おきまりの拍手で大盛り上がり。ただ、発表当時のささくれた感じはなかった。会場を指さし、おきまりの「化ケモノ青年」アピール。

その2へ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。