短歌「幸せよ、この指にとまれ」 [二次創作]
内容を濃く記事を作り込もうとすると、
データ集めや分析に時間を要するので、
こまめに更新しようと思うときは、
出来のよしあしが読み手に支障をきたさない駄文が一番。
ということで、久しぶりに「エレ短歌」。
ほぼ、ニューシングルの歌詞が判明したので、さっそく作ってみた。
同じ風が
置き去りの俺呼び戻す
雨去る夕べ 星ひとつ照る
喜びよ この胸に咲け
過去は今
雨のち晴れる夕暮れの星
【幸せよ、この指にとまれ】
夕ぐれに 切なき涙
立ちつくす
俺の全ては この空の下
【赤き空よ!】
どんなものでしょう。世界観の縮図になっていたらうれしいです。
エレカシ(宮本)世界の得意の光景になっていることに改めて気付かされたのでした。
手抜き記事はこれまで。(了)
「エレ短歌」作ってみました。^^
咲く花を
訪ねあぐねて 季節越え
風に紛れて 道の端にあり
主に「幸せよ、この指にとまれ」から言葉を集めました。
もう一句、
夕方の
匂いと音と空の色
明日の自分を 風に尋ねる
これはもう、あちらこちらから繋ぎ合わせています。
前の記事でシジフォスさんが言われているように、エレカシは東京の夕暮れ時の印象が強いですね。
この「エレ短歌」作り、宮本さんの歌詞を切ったり貼ったりしてしまうようで ちょっと心苦しくもありますね。(^-^;
ただ、やってみて分かったのですが 自分なりに歌詞の輪郭を確認できる気がしてとても楽しかったです。
by にゃろ蔵 (2010-04-29 09:22)
にゃろ蔵さん、やって見ましたか。
なかなか難しいでしょう。
しかし、要約というのは作品への理解度が高まるので、
よい学習になります。
にゃろ蔵さんの場合は、
作品を単体で短歌にするというのではなく、
複数の作品の印象的な言葉をつないで、
三十一文字にするスタイルですね。
それも「あり」だと思います。
「エレ短歌」の先達として、個人的なアドバイスを。
(添削というやつです。少しエラそうになりますが、参考意見です)
-1番目の作品について-
「て」「え」「て」と文節おわりの係りが続くので、
上の句の終わりで、明らかに音を変えて区切りを明示した方がよいと思います。
下の句は、歌を知っている人には省略の内容がわかるのですが、
短歌単独ではその省略部分がわからないので、
ここも明示した方が景色がよくなる。
「幸せ」か「喜び」を挿し込むと印象も好転する。
「風の…」「道の端…」は「風の道ばた」とひとつにしましょう。
そのあとに「幸せ」か「喜び」を入れると景色がよくなります。
咲く花を訪ねあぐねて
季節(とき)は過ぎ
風の道ばた 喜びを知る
こんな感じはどうでしょう?
-2番目の作品について-
ほぼいじるところはないです。
が、あえて指摘するなら、語順と用語選択ですね。
「匂い」→「音」→「色」ではなく
「音」→「匂い」→「色」にした方が、並びが自然ではないですか?
それから「自分」ではなく「俺」にした方がエレカシらしいと思います。
夕方の音と匂いと
空の色
明日(あした)の俺を風にたずねる
エラそうにすみません。
でも、いちおう創始者なので、権威ということで(苦笑)。
イメージは拾いあつめでもよいのですが、
下の句にオチ(結末)があったほうが気持ちいい作品になりますよ。
懲りずにどんどん「エレ短歌」の傑作つくりだして下さい。
「エレ短歌」はイメージの二次利用で、上海万博のあれとは違いますからね。
by 黒のシジフォス (2010-04-29 14:02)