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2012年10月14日-日比谷野音 (仮レポ)- [ライブ]

オフィシャルが当日のセットリストと写真をHP上に掲載しています。
http://www.elephantkashimashi.com/news.html#448
遠方やスケジュールの関係でみられなかった方はぜひ。
ファンクラブ向けに次回会報で詳細を説明、今イベントの写真も多数収録するむね発表も。
収録用のビデオカメラが会場に設置してあったので、
おそらく何らかのカタチでライブの模様は出回ると思います。
ただ、演奏をしていた本人が納得して許可しないと、公開はむずかしいでしょう。
演奏にも歌にもこだわりのつよい宮本浩次ですから。
カット割りや画質はさておき、肝心の音楽と歌唱が「聞くに堪えない」と思ったら、
あの場かぎりのものになるのかもしれません。
私は公開しても差し支えない、むしろ公開して欲しい出来だと思っています。
事実関係や記憶違いがやはり散見されるので、調整しながら本稿にします。
それまでは、細部の記述は信用しないでください。

(10/15追記)

東京駅の新装オープンを見に回ってから日比谷に到着。
私は皇居前広場から祝田橋交差点を通って、公園内に進入。
時間は12:30分過ぎあたりで、グッズの先行販売がはじまって30ほどたった頃。
空は曇天。今にも降り出しそうな雲行きながら、雨がふりはじめたのは14時くらいだったろうか。
2012web101401.jpg
日比谷野音の入場ゲート前にいつもどおりのグッズ先行販売用の列。
はじめのうちは行列していたが、途中は並ばなくても売り場に入れる状態もちらほら。
この列に並んでいると、音だしがはじまる。これが13時くらい。
はじまりからバスドラの音が響いて、バンドセットがあることを主張していた。
はじめのうちはスタッフのチューニングと思われる音だったが、14時過ぎから、
時折メンバーと思われるクセのある弾き方もちらほら。
グッズ先行販売に並びながら自然と顔がニヤニヤとなる。
エレキギターの音出しも入念にやっていた。
キーボードの音も混じり、蔦谷好位置の存在も明白。
昼海幹音の野音入りを見た人もいるらしく、エレファントカシマシSの5人がそろっているらしい。

本日の主役である宮本浩次の声が聞こえたの15時過ぎ。
自分の声と周りの演奏を確かめるようにリハーサルをはじめる。
その歌声にツヤがあって元気そうなことに、場外の一同がどよめく。
最初の一節が終わると、拍手が起こる。場内に聞こえただろうか。

歌声はとても元気そうながら、音程がとりずらいのか、ところどころ探りさぐるになっている。
声を張り上げることに慎重な様子が声からだけでもよくわかる。

このリハーサルは16時前までにはすっかり終了。
開場は16:30予定のところを16:15くらいに入れ始めていた。
いつもならば花でいっぱいの入場門がガランとして寂しい。
客入れ時のBGMもなく、皆がステージを沈黙のなかで見つめているような印象。
大杉漣をはじめとして、芸能人なども足を運んで居た模様。
臼田麻美もいたような、いないような。
いつものように下手(左)側照明灯わき通路の階段にあふれんばかり。
ロッキンオンの人たちはたぶんSE卓のあるサウンドブース付近にいたのではないか。
確認できず。

そうしているうちに、暮れはじめてステージがはじまる。



セットリスト

1 夢のちまた
2 悲しみの果て
3 約束
4 リッスントゥザミュージック (3人で)
5 月の夜
6 うつらうつら
7 見果てぬ夢
8 涙を流す男
9 花男
10 俺たちの明日
11 笑顔の未来へ (3人で)
12 ズレてる方がいい (5人で)

俺たちの明日は弾き語りのみだったようで、訂正しましたエレファントカシマシDBさまより拝借いたしました。リンクはトップページです)

エレファントカシマシDBさんの当日速報リストによると、
セットリストは以上の通り。
「3人で」というのが、宮本+蔦谷+昼海による、アコギとキーボードとエレキのセット。
最終局の「ズレてる方がいい」のみエレファントカシマシ4人のそろった演奏。
そのほかは告知どおり、宮本ひとりの弾き語り。すべてアコギ一本。
(キーが違うのか持ちかえる場面はあったが、エレキは鳴らさなかった)

1曲目の【夢のちまた】のまえに少し長い説明をして、
終わったあとにまた長めの説明をして、「なんだかフォークのコンサートみたいだな」とポツリ。
「話長いかな…」といったあと、拍手がおこって続きを促したので、
次の曲にいかずに病気の発症のようすを語る。
病状会見のような感じではなく、少しおどけた照れぎみの仕草で。

宮本の説明をかいつまんでみる。

宮本の耳は9月に入って突然変調を来したという(じつは今年のはじめに耳鳴りの徴候はあったとか)。
しかし、気にとめずにぞんざいに扱っていたら、9月3日くらいといったか、
明らかに尋常ではない大きな耳鳴りになって、それで医者に行ったという。
日曜なのに医者が持ち回りで開けていたというから、たぶん2日が正確だろう。
「これは突発性難聴ですね」と担当の女医に言われたという。
それでも、耳鳴りはあるものの聞こえていたらしく、その日は治療用のステロイド剤をもらうと、
たしかに聞こえやすくなったのだが、翌日に受診したときはものすごく症状が悪化したという。
それで、その翌日もよほど症状がわるくなったので、これは手術をしましょうということになったと。
自分は健康体質で入院はもちろん手術をしたことなんて一度もないから、
「手術」と言われただけでガーンとなったという。
また、手術治療のリスク説明で、
のどに挿管するので味覚がおかしくなる(苦みが感じられなくなる)ことや声が出なくなるリスクがある、、
また切開治療には死亡リスクもある旨を告げられたとき、「自分はこれで終わりなんじゃないか」と思ったとか。
入院して手術するまでのあいだ、病院の壁をながめて人生を考えたという。
ただ、手術の時間は麻酔であっという間で、まったく覚えていないとのこと。
気づいたら終わっていたとか。
「みなさん、あんまり心配しないでくださいね。こうして生きていますし、演奏もできるので…。
 ただ、大きい音でやるのに慣れていかないといけないので、しばらく時間を下さい」とも。

耳の不調ではじめにかかったのは町の耳鼻科で、
急激に悪化してからは大きな病院に紹介状をもって改めて受診しなおしたとのこと。
(おそらくそこで「外リンパ瘘」と診断、手術となったのだろう)

【夢のちまた】で驚いたのは美声。くもり(擦れ)や倍音がなくなっていたこと。
この理由はどこかのMCで本人が言っていたが、
7月から煙草をやめたら喉の調子がすこぶるよくなったとのこと。
4月からマラソンもはじめて健康生活になったらしい。
けれど、「浮雲男」らしくない健康生活なので、病気になったのかな、とうそぶく。
少し間をおいて、きっとそうではなくて、疲れがたまっていたのかもしれない、と。
何か、健康生活を求める疲労の蓄積があったに違いないと。
この話の流れで、そういえば今年の前半から耳鳴りがしていたと言っていた。
そして、入院して休むのも悪いことばかりじゃないと。
人生を考えたり、声の調子がよくなったりしたと。
(そういえば今日の宮本は高音が頗る伸びていた。ただし音程はよれる場面が幾度となく。)

【悲しみの果て】ではギターコードがうまく行かない場面が何度か。
どうも手で覚えて弾いているらしいが、それで弾いている音がうまく鳴っているかが掴みにくいよう。
いちばんひっかかったところでは、いったん完全にギターが止まった、
そこからたち直してフィニッシュまで。少し、歌詞にアレンジがあったような記憶がある。

今日のセットリストのなかで圧巻のひとつは【約束】だ。
宮本さん客席を泣かすなよ、と思うほど、現在のシチュエーションに壺はまりの作品。
この曲は弾き語りがうまくいって、ものすごい圧巻だった。病人とは思えない歌唱。
ついつい、身びいきで病状をよく取りたくなるようなほどの、すばらしさ。

「今日は友達が手伝いに来てくれています」と言って、
蔦谷好位置と昼海幹音を招き入れる。
5人編成のいつものセッティングだが、いつもより左右ワイドになっている。
ドラム&ベース&ギターのエレカシメンバーの機材が真ん中につまっているのに比して、
左右にワイドなのは、アンプの音がボーカルに響かないようにとの配慮なのかな、
と私は思った。(ただ、ドラムは真後ろにセットしてあった)

「野音なので古い曲を…」と言ってはじめたのが【月の夜】。
この直前に急に降り方の急な雨が落ちてきて、
宮本が客席のほうを心配そうに気遣った。
「大丈夫ですか、雨がふってきましたか」と声をかけて、
客席が雨具をまとう時間をあえて長めにとった(すごい気遣い)。
【月の夜】もまた高音が朗朗と響くことにびっくりした。声が若返った。

次の【見果てぬ夢】は超がつくほどの激レア曲。
これもまた、原曲では若かりし頃の高音が印象的なのだが、
これがいとも簡単に出てしまうところが、病気療養中の副産物か。
煙草を控えている(いっそ完全にやめてくれる)とこんなにも滋味のある声なのかと驚く。
こんなにも声でおどろかせる宮本は久しぶりである。
だからこそ、耳が聞こえないと言う病状は、ふさぎ込みたいスランプだったに違いない。

つぎに【珍奇男】にも似たカッティングの荒々しいイントロがあって、
あたらしい男シリーズの一曲、【涙を流す男】へ。
これも反則なくらいにフィクションがノンフィクションに聞こえて、
痛ましくも美しい。
歌詞のなかに「お前にはオレのことわかりゃしないだろ」の一節があって、
胸が痛い思いをした。まったく、病気は本人ひとりのつらさであるし…。

「じゃあ、ここらでひとつ…(なんといったか、後半を失念}」。
ジャカジャカとかき鳴らして、弾き語りの【花男】へ。
この辺になると、病人ということを忘れるほど絶好調なモードへ。
おそらく、奮起と強がりもあるのだろうが、
ファンを心配させまいとする男気がこころにくい。
ファンもそれを察してか、あまり茶々を入れるような声かけをしない。
この歌はかなりテンポよくさばいた演奏だったけれど、客席はいつも振り付けはなし、
かなりお行儀よくきいた不思議な【花男】だった。

【俺たちの明日】は宮本の弾き語り。(訂正しました)
この曲も反則なくらいに、中年男性の心情を熱く語っている。
「お前の輝きはいつだってオレの宝物」というフレーズがやけにしみた。
エレファントカシマシの未来を希望と共に歌っているのがこの曲だった。
「俺たち」がイコールでメンバー4人にダブって見え、
演奏には加わっていないが、3人の姿が私にはステージ上に見える気さえした。
いつにも増して、噓いつわりのない「がんばろうぜ」だった。

アコギで出だしのカウントを取りながら、
蔦谷鍵盤のサポートを受けて【笑顔の未来へ】。
これもメッセージを込めた選曲に違いない。
ユニバーサルの作品は辛い状況を鬱々とさせない、
乾いた明るさがあって、こういう辛い時に元気が出る。
しかもそれなのにフィクショナルすぎないので、
「どうせ噓だろ」という醒めた感覚が聞き手にない。
「行こう、行こう」が客席と共に宮本本人に向けられたエールに聞こえた。

ここで少し間があって、給水したこともあるが、
「昔からの古い仲間」と紹介してメンバー3人が入ってくる。
そしてドラムがなって、宮本のボーカルから【ズレてる方がいい】へ。
宮本はアコギを外して、スタンド・マイクにかじりついて歌う。
後半で思い立って、アコギを取り直してリフのかけあいをメンバーとやる。
どこのあいだのMCだったか忘れたが、
難聴の治療をしているなかで、ジャケット撮影のシューティングと衣裳あわせがあったとか。
その結果があれなのだという。
つまり、病気治療中の撮影なので、あのジャケットがあって病気になったわけじゃないので、
当然といえば当然だが、呪いでも何でもないわけである。
ただ本人も巡り合わせでは小泉八雲で著名な『怪談』のあの「耳なし芳一」のことはよぎったらしい。
でなければ、あの複雑な表情のジャケットにはならないはずだ。
この日でただ一回のメンバーとの演奏だったが、それはもうスケールの大きな、
言葉で形容しようとすると陳腐になるようなデカイ曲だった。バケモノである。
自分の状況と照らすと身にしみすぎて辛くなりそうな歌も、
センチになりすぎずに力強く届けられる、宮本浩次というロック歌手を誇らしく思った。
この曲の終わりを決めると、「今日はありがとう、また会おう」というような似合いのセリフを残して、
下手(左)の舞台そでにゆっくりと消えて行った。

スタッフも客席もあるいは本人も、アンコールをするかどうか事前に決めてなかったようで、
薄氷を踏んで歩いているようなバツの悪い時間。
どうすればいいのかわからないけれど、
とりあえず暗転して機材のスイッチは入っている状態で、
アンコール要求ともねぎらいの拍手ともとれるような戸惑いの拍手。
しばらくそれがつづいたが、スタッフが舞台の機材の電気を落として片付けだし、
客席に「公演終了」のアナウンスが流れると、今日いちばんの大拍手が起こる。
つまり、客席はアンコールが欲しかったのではなく、「公演終了」の区切りを待っていたのである。
あの大拍手はすごい温かい人情味があった。なにしろ、「待ってました」という拍手だったのだ。

公演終了は18:20くらいだったと思う。
時間が早いので駐車場前で出待ちをしてみる。
メンバーの退出は全部見届けたが、これは蛇足になるのでやめておく。

曇のち雨、しばらくして夜空が見えた、秋の野音であった。
私にとってはちょうど10年目10回目の記念すべき、すこし哀愁のある野音だ。
あのステージを見たら、「公演中止」とは言えないだろう。
短めのファン感謝イベントに差し替えただけで、立派にやりとげたと思う。
【東京からまんまで宇宙へ】ではないが、「また帰ってくる」との強い言葉もあったのが、
その場にいた人も、あるいは人づてに公演内容を聞いた人にも、心強いだろう。

言い忘れてはいけない。
宮本が使っていたパイプ椅子がボッロボロの男椅子に戻っていた。
私が5人目のメンバーとよぶ憎いヤツだ。
男椅子がいるからだろうか、ひとり弾いているときも儚げではなかった。
それからメンバー紹介のときに、
高緑成治「今日もダンディに決まってます」は常套句だったのに、
トミ、富永義之「ツアーではよくがんばった」と賛辞をつけて紹介しているのをはじめて聞いた、
石くんには「20何年目かおまけで参加できて嬉しいだろ」的な少し意地悪なMCでおどけていたはずだ。
それから、ステージに数台の撮影隊が張り付いていて、
入退場のシーンもふくめて記録に収めていたようだ。
これは「悪魔のささやきツアー」のときのような規模の撮影だと思われ、
もしかしたら事務所のはからいでダイジェストが作成されて、公開されるのかもしれない。
願わくばファンクラブなどを通じて広く配るか、YouTube や Ustream 配信となってほしい。
奇しくも2006年の10月9日の野音公演とダブらせた人も多いと思う。
(了)
2012web101402.jpg
[言い訳]

忘れないうちに、ザッと書いたメモ記事レポートなので、これは「仮公開」にします。
かなり曖昧な部分があり、事実と違う部分もふくみそうなので、それをこれから直したいと思います。
記憶違いや的外れも含めた、公演直後の私の受けた感覚は以上のようなものです。

ただ、あまり軽がるしく楽観したくないなと思ったのは、難聴の影響が随所にあった事実です。
宮本は「まだ大きい音が怖い」ということも話しており、
また「大きい音」だけではなく、聞こえない事による音程ズレや演奏ミスもありました。
出待ちで見た退出シーンも詳細を述べないのは、宮本があまり元気ではなかったからです。
ステージ上では心配さえないように振る舞っていた、と言う事実がやはり重いです。
今は全快ではないわけですから、1年後なのか、2年後なのか、
ステージ上でやんちゃしまくる少年のような宮本浩次が帰ってくるのを待ちたいです。
今はとてもそんな状態じゃないということは、エクスキューズ(大前提)としてあります。
MCのおどけで笑う客席の人もいたのですが、私はむしろ傷が裂かれるくらいの痛々しさがありました。
そこまで空元気にしなくてもいいのに、と。
ただ、歌声がほんとうに救いでした。あんなに声で人を魅了できる歌手は、数えるほどしかいない。
日本のロック界の至宝と勝手に認定してしまいたい。

若干、当日深更をオーバーしましたが、即日レポートという扱いにしてください。
それでは。


[追記]

デイリー・スポーツのWEB記事を読みました。詳細部分が雑だと思った。
あいからわらず、「ライブ活動無期限停止」だし。
(無期限なのではなく、まだ目処がはっきりしないので、「なるべく早く復帰したい」が時期は言えない、
 が正しい説明。でないと、今日の野音は噓になる。)
宮本浩次の病名は「急性感音難聴及び外リンパ瘻」であって、後者足りない。
後者が足りないと不正確だというのは、手術治療が有効な難聴は「外リンパ瘻」しかないから。
外科的な処置ができるということは、治療の効果も大きいということだから、
なおる可能性が高いということを意図的にふせて、悲劇を大きくしようとする作為が疑われる。
8曲演奏予定を12曲歌ったというのは、読んでてうれしいよい記事だとも思った。

RO69関連のブログも読みました。山崎さんと渋谷社長ね。
山崎さんは慎重に言葉を選んでいるところが大人の渋み。
渋谷社長の「チケットは払い戻さないで欲しい」は経営者の言分だけど、
正直なはなし、そこまで経営よりになると音楽ファンは卒業したのかなと思ってしまった。
みんながみんな金持ちなのではない。
ふところの余裕を考えないで、「無料で見られたと思うな」とばかりの発言はどうもねえ。
事務所が払い戻しの決断をしたのだし。
その代わりにファンはグッズを買ってるでしょうが。
会社経営者としてはもらった金は返したくないっていうのは正直だけど、
あまりあからさまに欲得なのもねえ、がっかりする。
2011年のRIJフェスを強行開催した件といい、今回の発言といい、
経営者としての損得利益はわかるけれど、音楽ファンの視点じゃないなあと思うなあ。
社長をやると、そんなにも「損して得取る」っていう意気地はなくなるのかな。
渋谷社長、反原発と2011年のRIJ開催強行は態度が一貫していないと、私は思っている。
もちろん個人的見解という但し書きはいちおうつけるが。
今年はともかく去年あそこでやったことは、原発反対(放射線防護)の立場と矛盾する。
DOMMUNE というイベントが見せている意気地を学んで欲しい。

この追記の部分は政治的内容を含んでいるので、たぶん「(仮)」を取るときには削除します。
エレファントカシマシとまったく関係のないプロパガンダ的で嫌なので。

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コメント 8

serori

はじめまして。早いレポをありがとうございます。わざと書かれていないところ、こんなことをお尋ねするのも気が引けるのですが、、出待ちの様子が知りたいです。わたしも何度もしたことはないのですが、宮本さんはファンサービスで愛想良く手を振ったり笑ったりは少ないように思いますが。
by serori (2012-10-15 01:03) 

ひろ

普請虫さんのファンでブログをいつも楽しみにしておりましたが、今回の渋谷さんのチケットは払い戻さないで欲しいに対する捉え方に驚いております。
お金持ちだから払い戻しをしないとかいう問題じゃなくて、赤字を覚悟でファンにあの場所を設けてくれた宮本さんやスタッフを始めとして事務所の方々に対して、野音の会場に入れて宮本さんの元気な姿を見ることができ、直接経過を聞き、しかも12曲も熱唱を聴けた私達は野音に立ち会えることができたのだから、事務所の方針だからとの捉え方は違うかなって思いました。
グッズはみんな特別な野音の日だから買っておこうねって普段買わない友達も買ってました。
中に入れなかった友も記念だからと沢山購入しておりました。
渋谷さんに対する貴方様のご意見はご意見で人それぞれですが、払い戻しが当然のような言い方とみながそのお金でグッズを今回沢山買ったといううのは貴方様の個人のお考えなのに当然のように書かれるのには少しがっかりしております。
今後何時コンサートが開かれるかもわからないし、今回の宮本さんの気持ちや事務所の方々の気持ちを考えたら、お昼ごはんを何日かぬいてでも、
本格的ではないですが野音に参加させて頂けた事に対しても外聞きに遠くから来られた方の気持ちに対しても、DBさんも仰っていらしたと同じく払い戻しをしようという気持ちにはなれませんし、しません。63
by ひろ (2012-10-15 20:46) 

黒のシジフォス

> serori さん、コメントありがとうございます。
「出待ち」のシーンは粛々とした感じで、
自家用車と機材車で駐車場から各自の車で去っていくのですが、
いつもは出口のところで窓を開けて手をふってくれたりするのですが、
今回はさっと走り去っていきました。
関係者の運転する白い乗用車の助手席に乗った宮本氏は、
借りてきた猫よりもシュンとした印象で、ステージとはだいぶん印象が違いました。
by 黒のシジフォス (2012-10-15 23:21) 

黒のシジフォス

> ひろ さん、愛読およびコメントありがとうございます。

さて、以下のご意見ですが、理解しかねます。

> 払い戻しが当然のような言い方と
> みながそのお金でグッズを今回沢山買ったといううのは
> 貴方様の個人のお考えなのに当然のように書かれるのには少しがっかりしております。

感情的に私をご批判の向きはわかりますが、
文章はよく読んでください。
どこに「払い戻し」の人が全員グッズを買っていると書いてますか?

事務所の「払い戻し」の対応に対して、
本来は販売されるはずがなかった(不良在庫化するはずの)グッズを買っている、
とそう書いているじゃないですか。
そこに「払い戻し」云々はつけていません。
「払い戻し」ても、恩返しの方法は幾らでもあると言っているだけです。

本来、私のような「ファンに非ず」と見られる行為を、
宣言してやるのは憚られるものですが、
私はそもそも自分の我を通して嫌われるのが嫌いじゃないので、
好きに言ってください。
「払い戻し」したい人がそうできるようにしたい。
それと、自分が払い戻したいのと、その二つです。
他人に強制なんてしませんよ、自分は払い戻すと書いてるだけで…。

あまりエレファントカシマシを応援してくれる人を悪くいうのは気が進まないけれど、
だからといって、ある種の偏見を流布することには断固反対していく。
私は昔からそういう立場で、これからもそれは変わらない。

「払い戻し」は許された行為であって倫理違反でも何でもない。
むしろ「払い戻さない」行為のほうが、個人的な倫理にすぎない。
自分が信じる善意を他人に押しつけるのは、善行でもなんでもない。
自分がひとりで粛々とやればいいことです。

ご愛読には感謝しますが、
読者のいいなりになるほど丸くないんで、
気に入らないならのぞかないでいただくのが健康によいと思いますよ。
はじめから私と反りが合わないのでしょう。

この手のやりとりは後味がよくない。
だけど、これを譲ると自分がなくなる。
世のなかはうまくゆかない。
by 黒のシジフォス (2012-10-16 00:50) 

niko

黒のシジフォス様

始めまして。いつもこっそりお邪魔をし、ブログを楽しませていただいています。
ライブレポも早々にありがとうございます。
今回の日比谷は私もありがたいことに参加させてもらいました。
宮本先生の歌は素晴らしかったと思います。
また、先生が本当に真摯で誠実であること、
エレカシのファンのみんながとても優しく本当に心からエレカシを
宮本先生を愛していることを感じることのできるステージでした。

実は今回の払い戻しについて
ちょっとだけ、意見をさせていただきたく初めておじゃまいたしました。
払い戻さないと公言してはばからない方がたくさんいらっしゃいます。
払い戻さないでと呼びかけている方もいます。
今の状況では払い戻さないということが善なのでしょう。
でも私にはシジフォス様のおっしゃることもわかるのです。

>「払い戻し」は許された行為であって倫理違反でも何でもない。
>むしろ「払い戻さない」行為のほうが、個人的な倫理にすぎない。
>自分が信じる善意を他人に押しつけるのは、善行でもなんでもない。
>自分がひとりで粛々とやればいいことです。

以上のご意見に本当に心から同意いたします。
記念にとチケットを手元におかれたい方もいると思います。
それは個人の心情です。
払い戻さないことが事務所の赤字補てんになると思うのであれば
それも愛なのでしょう。
でもそれを他の誰かに押しつけることは愛なのでしょうか?

また払い戻されないことが
宮本先生にとって喜ばしいこと、本意なのでしょうか?
エレカシをここまで大切にし宮本の気持ちを尊重している事務所は?

宮本先生はエレカシの完全なロックコンサートをして
お金を取ることが本意であり
今回のパフォーマンスをどんなに褒められても
それでお金を取ることが本意ではないと思うのです。
あんな状況であってもファンを気遣い元気な姿を見せる
そんなプライドの高い男宮本が
ファンの同情とも取れる行為を喜ばしく思うのかなと思うのです。
もともと宮本先生はそんなところのある「めんどくさい男」だったと思うのです。

払い戻して別の方法で
エレカシを応援する方法はたくさんあります。
目立たなければ目立たないほど
さりげなければさりげないほどに
宮本先生の負担にならないのではとも思うのです。

私はシジフォスさんのエレカシや宮本への真に強い愛も感じるのです。

賛否両論はあってしかるべし
人の心は百人十色ですよね

それぞれの愛でもってエレカシを
応援していけばいのだと思うのです。
群れないのがエレカシファンのいいところじゃないですか。

私は・・
ぎりぎりまで宮本先生の本意を想像して
自分が納得する方法を考えます。

すみません
長々とお邪魔しました。

シジフォス様
これからも応援しています。








by niko (2012-10-17 12:09) 

黒のシジフォス

> nikoさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
拙ブログをお楽しみいただいているようで、うれしく思います。

今回の「払い戻し」の件についてご賛同いただき、心強いです。
私の意見はほとんど niko さんと同じものだと考えてください。
「払い戻し」「払い戻さない」はどちらも個人が選択することで、
それを他人に「これが正しい」と押しつけるものじゃないと思うんです。

だから、 niko さんがおっしゃるように、百人百様であればいい。
では、なぜ渋谷社長に反論したのかといえば、
渋谷社長が音楽出版界の大物で、かなり大きな存在感があるからです。
しかも、エレファントカシマシにとっても大切な理解者ですよね。
その人が「払い戻さないで」と言ったらどうなるか、
すこし無責任な発言だと考えました。

それから、「払い戻し」を決めた事務所の決意ですよね。
当日の入場口にも案内を貼るほど、「払い戻し」を衆知している事務所が、
手元に残させて、入場料を寄付させる意向があるとは思えない。
むしろ、きれいに払い戻して、また来てくれという感じなのではないでしょうか。
「払い戻さない」のに比べて、グッズ販売は正当なビジネスだから、
きっとやましさが少ないと思って、私は「みんなで在庫を空にしたい」と言ったのですが、
誤解された人もいるので、文章で意図をつたえるのは難しい作業だと思いました。

「払い戻し」ても「払い戻さなく」ても、
ファンであることに変わりありません。
niko さんの意志がより伝わる決定でチケットの行方を決定してください。
手元に保存する場合は、酸化で印字が薄れるので、
ビニール・フィルムシートのアルバムに保存するなど工夫が必要です。
書籍の印字とちがって、チケットの印字は簡易印刷なので、
10年くらいするとかなり薄くなります。

ご愛読感謝。また、お気軽にコメントください。
by 黒のシジフォス (2012-10-17 22:46) 

sakura

今回、初めてコメントさせていだきます。
以前より、黒のシジフォスさんのブログは愛読しています。
女性が書かれるブログは宮本愛が溢れんばかりのものが多く
辟易することも多いです。
そんな中で、黒のシジフォスさんと他数名の男性エレカシファンの方のブログは、私にとって違った目線での意見を見ることができる貴重な場所になっています。

私自身にとってエレカシは命の恩人でもあり
愛してやまないバンドです。
でも、好きだからといって何でもOKに出来ないのが私の性格です。
私自信も別名でのブロガーですが、私の物言いが自分の意見と違い気に入らないといわれる方もいます。
一個人が自身のブログ上で自分の(理念)意見を書いていてなぜそう云われなければならないのか・・・・・。
黒のシジフォスさんの
>気に入らないならのぞかないでいただくのが健康によいと思いますよ。
というコメントが、私がその方に返したコメントと同意語だったので
思わず笑ってしまいました。

今回のチケットの払い戻しに関しては私も同感です。
特に渋谷氏の意見に感しては影響力を考えてもあの場で言うべきではなかったと思います。
もちろん、そうじゃなくても払い戻ししない方は多いと思います。
それくらい、素敵なライブでした。結果としては。
ファンのみなさんの自分自身の考え方でいいと思います。
一緒に野音に行った友達は、渋谷氏のブログ上で言ったことは批判しつつ、記念にすると言って払い戻ししないと決めました。
私は旅費のこともあり、次回に継ぐためにも払い戻ししました。

なによりも事務所が決断したことでもあります。
幸いなことに今回の野音は成功したと思います。
でも宮本氏はじめメンバー、事務所、スタッフの方々の心中を考えると、たくさんのファンからの「Ustreamで生中継を」という意見があったのにもかかわらず実行できなかった、それが全てではないかと思います。
nikoさんが書かれていることにもまったく同感です。

黒のシジフォスさん、これからもブログ楽しみにしております。
by sakura (2012-10-21 17:56) 

黒のシジフォス

>sakura さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

いつも愛読いただいているようで、お目汚し感謝いたします。

個人的な意見表明であるブログというものは、
個人的意見表明であるがゆえに、ときに鋭く対立する相手と出会います。
しかし、だからといって、角の立たない話ばかりをものすると、
なぜ公開に晒してまで個人的な意見を言うのかというジレンマに落ちます。
多少の摩擦があることが、ブログの存在意義だと思います。
sakura さんも、批判や異見につぶされることなく、ブログをお続け下さい。

チケット払い戻しに関する意見、興味深く拝見しました。
両方の選択があっていい、という当たり前の意見が多くなればよいと思います。
当日の動画に関しては事務所が管理しているみたいなので、
2011年のアルバムツアーみたいに数分のダイジェストに編集して、
ネット公開するのが望まれます。

映画「のぼうの城」と連動すれば、いい宣伝にもなりそうですしね。
ただ、これはやりすぎると商業主義の嫌いなファンに怒られるのでしょうが。

貴重なご意見ありがとうございます。また、お気軽にコメントください。
by 黒のシジフォス (2012-10-22 00:59) 

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