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2曲の新曲について [ライブ]

新春ライブで演奏された2曲の新曲。
【幸せよ、この指にとまれ】と【赤い空】
(どちらもファンの間で諒解されている、新曲の仮題)

果たして、あれらの曲はシングル用の楽曲なのか?
はたまた、新アルバムに収録されるべき楽曲なのか?
個人的には、どちらも正解で、シングルカット候補曲ではないかと思っています。
はたして、リリースはいつであるのか、タイアップはついているのか、
気にかかるところです。


【幸せよ、この指にとまれ】(たぶんこのタイトル)
「昨日・今日・明日 喜びをオーライ この胸に咲け」
(冒頭がサビ)

「オー・プリーズ 風にまぎれている
 幸せよ、この指にとまれ」(1番、2番共通の冒頭)

「雨のち晴れ 暮れゆく町の空に星がひとつ
 戸惑う時を越えて届く 明日の光」(大サビ)


タイトルのいかにも70年代然とした印象が歌の内容と違う先入観を植え付ける。この曲はラブ・ソングではない。自己内の葛藤とそれを乗り越えたあとの<幸せ>に関する歌である。
楽曲の印象はキャニオン時代のアレンジに近いかもしれない。アコギを前面にとりあげた感じは、【to you】や【桜の花、舞い上がる道を】の類歌かもしれない。そういえば、曲頭からサビではじまるのも同じ印象である。
私自身の印象では【シグナル】の内容を、もっとポジティブなメロディに乗せて歌っている感じがした。「雨のち晴れ」の下りは【旅の途中】のイメージも少なからず感じる。「どこかで太陽は燃えている/霧の中も雨の中も/燃え続けてる」というあの部分と通じているからである。

【赤い空】(たぶんこのタイトル)
「赤き空よ この空の下
 俺のすべてがあるさ
 燃ゆるココロ ふるわせて今
 ふり返らずに 前を見るよ」
(1番冒頭のみ)

「さあでかけてくぜ 暮らす世間へ
 でかけてくぜ 明日の空へ」
(サビがこんな感じ))


エレファントカシマシは昔から類いまれな「夕方歌い」だと思っているので、【幸せよ、この指にとまれ】にしても、【赤い空】にしても、自家薬籠中の技(わざ)ではないかと思っている。こんな得意技を出されたら、その隣に並び立つものはいないだろう。
歌詞の詳細は判明していないが、いろいろと山や谷はあるが、夕暮れの空の下で明日も暮らしていこう。そんな内容だったと思う。だとすれば、アルバム『東京の空』で歌われた幾つかの作品と同じテーマではないか。「出かけてくぜ 暮らす世間へ」という歌詞がとても印象的。
メロディ進行がとても複雑なので、歌唱力のない歌手にはとてもとても歌えそうもない。
曲調は【絆】に近いような印象だが、全体では『東京の空』のバラードに近い感じを受けた。

歌詞は自分の耳と、他の方のブログ記事を参考にしつつ、
組み立ててみました。完全版は公式発表まで待ちましょう。

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コメント 2

くみたっくん

新曲の解説、どうもありがとうございます♪

私は1回しか聴くチャンスがなかったのですが
かなり凝った作風のためか、一度聴いただけではなかなか曲の印象をつかみきれなかった、
というのが正直なところです。
でもブログを拝見していて、ライヴでの感覚が少し蘇ってきました。

渋公でアコギの曲をやらなかったのは
この新曲を際立たせるためなのかなー、なんて思ったりして。
by くみたっくん (2010-01-22 00:49) 

黒のシジフォス

私も1月9日の1回しか聞いてませんよ。
だから、自分の耳だけに頼らずに、
他の方のブログを参考にしつつ、記憶を復元してます。
さすがに全部を覚えられるほど、記憶力よくないので、
パーツ、パーツになってしまいますが。

メロディ進行がかなり複雑でしたね。
歌詞があとのせなので、字余りもすごかったし。
あれでは他の歌手には歌えない。

渋公でアコギ・プレイが1曲だったのは、
たしかに新曲を際だたせるためかもしれませんね。
同感します。

あともう一つは、新曲制作に没頭しているので、
演奏の練習に身が入らなかったのかもしれませんよ。
指が動いてない感じでしたしね。
by 黒のシジフォス (2010-01-23 15:43) 

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