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エレカシ「空耳」アワー(その2) [企画もの]

好評企画第2弾。
エレファントカシマシ作品のなかの「空耳」集である。
今回は、読者の方の書込み作品も一緒に掲載しよう。
(単にネタが少ないだけか。約200曲の持ち歌では、「空耳」もそうそう出ないので。)
「空耳」企画は耳が二つだとネタが限られてしまうので、
読者の人にはどんどん参加して頂きたい。
寄せられた投稿は、もれなく次回に掲載します。

第1回はこちらからどうぞ(こちら

それから、当席亭、ファンクラブのシークレット・イベント抽選には外れました。
うん、こういうのはそうそう当たるものではない。
でも、数年前の『MUSIC LOVERS』の収録には参加したことがある。
あれは200名だったかな。まだ会員数が激増する前だったのかもしれない。
だから、まあ1度は当たってるんだから、羨まないことにする。
当たりがあれば、外れがある。
全部のライブを見るなんて物理的に不可能だし、量を増やせば感動の質が下がる。
自分に与えられた機会を全力で楽しむ。それでいいと思う。
当たった人は「幸せ」が指に止まったのだと思って、噛みしめて、参加してきて欲しい。

今回の企画はあえて、自分を含めた「外れ組」に捧げたいと思う。
下りがあれば、また上りの時がある。太陽は明日の朝も上るってことで。
多くの方にまたやって欲しいと言われた、第2弾です。



最近は新しいファンの方も多いし、
自分もUNIVERSAL期の楽曲をよく聞いていたので、
『昇れる太陽』を中心の空耳集となる。

【Sky is blue】
まず、1曲目の冒頭から私には空耳に聞こえてしまった。
「じっぶんをはぁっくでっきーずに なぁやんでぇええー」
(正確な歌詞「自分を把握できずに悩んで」)
これが、「自分を発揮できずに悩んで」に聞こえる。
「スタッカート風」に弾ませるので、「把握」が「発揮」に聞こえる。
ああ、実力が出ないから悩んでいるのかなあ、
…と思ったら、自分がよくわからないから悩んでいるのだった。

つづけて【Sky is blue】から.
これは間違いなくそう聞こえると思う。
巻き舌と歌詞区切りが原因ではないか?
サビの後半。

「見上げれば Sky is blue」であるが。
私には時々こう聞こえる。
「土産レバー Sky is blue」
「土産レバー」か。確かに夏バテ防止ではあるが。
「うれしい時は流れ」を受けているから、
きっと臓物系のおつまみが好きなのだろう。

【新しい季節へキミと】では、やや強引な空耳。

「話せなかったからblue」
これは初披露の時から、シングル発売時まで、
ずっとこう思っていた。
「から blue」ではなく、「空ぶ」っているのだと思っていた。
「話せなかった空ぶる」。
歌詞の流れ的にも強引な英語であるし、耳では歌詞を取れない。

同じように、大サビの盛り上がりのところ。
「春夏秋冬彩る」も空耳する。
「春夏秋冬 色踊る」。と「色が踊る」のかと思う時が多々ある。
「いろぉおどる」と子音の「お」をよく伸ばすから、
次の単語の頭にも聞こえるという空耳だ。

【絆】

表記違いで意味が、全然違うという例。
「揺れる心のままで」「揺れる心のママで」に聞こえる。

これはどの「まま」にも適用できる空耳。
「にゃろ蔵」さんから投稿いただいたのだが、

【今はここが真ん中さ!】の歌詞
「ままにならぬ今日の状勢」が、これに習うと、
「ママにならぬ今日の女性」と聞こえるという。
なんと社会派な空耳だろう。座布団を三枚差し上げたい。

【ハナウタ~遠い昔からの物語~】
強引空耳シリーズである。

宮本浩次の歌唱が擦過音を伴うことも多いので、
出だしの音がやや不明瞭になるということから来る空耳。
「う」が「ふ」に聞こえることがあるのだ。

「生まれたままのこの思い」「風にのり光る海の音」
「踏まれたままのこの思い」「風にのり光る文の音」(空耳)

それから、「365日の音を集めては」
ときどき「お父集めて」(空耳)にも聞こえてくる。
あと「揺れてる木々からハナウタ」もたまに「揺れてる君からハナウタ」と聞こえたりする。

【あの風のように】
単純に巻き舌からくる、聞き違い。
「新しい太陽が昇り来るぜ」
「新しい太陽が昇り狂うぜ」(空耳)
後者のほうが荒々しい感じがある。しかも祭り感がある。

【おかみさん】
「ヘイ 夕方取り込む 鼻歌交じり おかみさん」
「ヘイ 浴衣取り込む 鼻歌交じり おかみさん」(空耳)
なぜか「夕方」ではなく、「浴衣」に聞こえてしかたがない。
そもそも、布団を夕方まで干していたら、干しすぎである。
洗濯物と違い、たしか1~2時間程度で十分なのだ。
ただ、裏おもてを丁寧に干すと、なかなか大変なのである。

【It's my life】
「still life」「city life」
これも巻き舌の英語発音の問題。
「シティ・ライフ」に聞こえるのは私だけだろうか?
首都高走って、東京タワー見て、トラックを追い越していたら、
なんかその生活が「シティ・ライフ」に聞こえてきた。

私の空耳はあと1曲。『町を見下ろす丘』から

【地元のダンナ】
「ああ 運命がおれをかりたててゐる。」
「ああ 文明がおれをかりてててゐる。」(空耳)

『扉』の【ディンドン】が耳に残っていると、
「運命」よりも「文明」のほうがしっくりくる。
あと、「運命」に駆り立てられる姿がしっくりこない。
「運命」なんてものに従わないのが、エレカシらしさのように思うからである。
「文明」に駆り立てている、という歌詞なら、
いわゆるテクノロジーの進歩が生活に介入してきている様子にも見える。
たとえば、携帯電話やMTRによるデモ・トラックの制作とか。
「運命」には逆らって欲しいのが、私の一ファンとしての願望である。
(了)



読者投稿のコーナー

【理想の朝】
「リッスン 聴こえる朝のざわめき」
「リサ 聴こえる朝のざわめき」

【涙】
「嬉しいときには 肩いからせ 世を笑うさ」
「嬉しいときには 肩いからせ よう笑うさ」

【こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待っているみたい】
「もうボクはこの部屋ごと地の底に沈みそう」
「もうボクはこの部屋のどっちの倉庫に沈みそう」

【遁生】の、
「ペットのようなら飼ってもいい。」が、
「ベットの用なら買ってもいい。」だと完全に思いこんでいた過去があり


【生存者は今日も笑う】
「誠実に生きてりゃ babeそうさ ドタマ 悩んじまってよ」が、
「せきつるーすてーらーべいぶそー ドタマ なーんじゅなーすてーよーー」

以上、4曲は「 karisome 」さんからの投稿でした。

【今はここが真ん中さ!】
「ままにならぬ今日の情勢」
「ママにならぬ今日の女性」と聞こえてしまい

こちらは、「にゃろ蔵 」さんからの秀逸な投稿作品。

【生きている証】
「古い秩序は、『破れた虎の皮さ』」
「古い秩序は破れて空の彼方」だったという。

こちらは、「Tree」さんから不条理作品としての空耳。
「破れた虎の皮」何か中国の故事にありそうで、なさそう。

【友達がいるのさ】
「股間にしみこんで」 → 「五感に染みこんで」

エレカシ・ブログ「俺の道」の書込み欄「 yumeyume」さん。
しかし、この空耳は発表当初から巷間に伝わっていたもので、
誰が最初の発見者なのか、判然としませんね。
そのうちミヤジそのものが、股間に手を当てて歌いそうで怖い。

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hotaruika

【勉強オレ】
「夢・愛・歓喜・人生」→「夢・愛・かっきー・ちっせぇ!」
「今すぐ探せ 勝負だ」→「今すぐ さぁ ガセ勝負だ」

私の空耳ですー。
私も落選しました…残念!
by hotaruika (2010-08-05 22:07) 

黒のシジフォス

hotaruikaさん、たびたび書込み、ありがとうございます。
【勉強オレ】では「克己心」が「好奇心」に聞こえることがあります。
ご指摘のフレーズは確かに、聞き取りづらいので、空耳チックですね。
スペシャル・イベントはお互い残念でした。
by 黒のシジフォス (2010-08-06 20:15) 

にゃろ蔵

こんにちは。
座布団三枚ありがとうございます。嬉しいです!
皆さんの空耳にも思わず笑ってしまいます。^^

他には・・・
【必ずつかまえろ】
「全てを捧げろ 全てを奪い尽くせ!! 」

「全てを捧げりゃ 全てを奪い尽くすぜ!!」(空耳)
意味が逆でした。


私もFCイベント落選でした。
残念でなりませんが、またこういう企画やって欲しいです。
懲りずに応募しようと思います。(*^m^)
by にゃろ蔵 (2010-08-08 10:35) 

黒のシジフォス

> にゃろ蔵さん、こんばんわ。
座布団3枚くらいじゃ、薄謝すぎますね。

それにしても、エレカシファンの人々は寛容です。
本歌が非常に真剣で感動的なので、
茶化すような「空耳」なんて、きっと叱られるだろうと思っていたのですが、
実のところ、このブログの項目の中でもヒット企画です。
おふざけ、お目こぼしを胸に留めつつ。
王道の名曲企画もいつか真剣に取り組みたいと思います。

新しい投稿ありがとうございます。
FCイベントは残念でした。
でも、ここまで落選組がマジョリティだと気持ちいいくらいですね。

あと、ブログ読者の方には見えませんが、
このブログの総ヒット数が「100,000」を越えました。
「売り上げは気になって当然」でも書きましたが、
見て頂けるということは、手放しで嬉しいもの。
…など調子に乗っていると、厳しいときもあるかもしれませんが、
以後もご愛顧お願いします。
ビジュアル的にはつまらないのだけは、本当にすみません。
暇を見つけて努力します。
(訂正:×10,000 ○100,000)
by 黒のシジフォス (2010-08-15 00:42) 

kint

はじめまして、わたしもひとつ投稿させてください。
昔、ファンサイトで「テニスするいとまもなき」というHPがあったのですが、
不思議なタイトルと気になっていたところ、
あるときふとわかりました。
「手にす暇もなきがまま」by偶成からの空耳でした。

普請虫さんの曲分析を興味深く拝見しております。
これからも楽しみにしてます。


by kint (2010-08-17 09:17) 

黒のシジフォス

>kint さん
コメントありがとうございます。
返信が遅れてすみません。

【偶成】のなかに「テニス」がありましたか。
それはなかなか妙味。
そういえば、エレファントカシマシの歌って、
スポール関係の話題がまったくなかった気がします。
走ることがスポーツなら、たまに「駈けて」ますが。
宮本浩次は野球観戦(TVらしい)はしたらしいです。
お父さんが巨人ファンか何かで、
【地元の朝】の歌に見られる実家への立ち寄りでは、
野球の話などをすると、
パワー・イン・ザ・ワールドTOURで話していた記憶があります。

ほかは興味がない気がする
でも、蔦谷ブログに今年はワールドカップをみんなで観戦していた、
「ドイツが優勝しそうだ」という予想をした、
なんていう記述もあったようだし、
誘われると観戦はするのかもしれませんね。

エレカシとテニス、不思議なとりあわせです。
by 黒のシジフォス (2010-08-21 09:52) 

Tree

09年野音DVD、24日の
【君の面影だけ】が
「窓に映る部屋の中は『彼』の気配」
に聴こえて、
ああ、女性が心変わりした歌なんだなあ、と。

男女の歌に
「俺」や「僕」以外の男が出てくるのはめずらしいな、
リアルだな、などと思っていたら、正しくは
「窓に映る部屋の中、別れの気配」
でした。

結末は同じなんでしょうけど、
空耳のせいで、思い込みの背景を描いてました。


空耳企画、第2弾がうれしくて
いろいろ思い出してみましたが、
「ママにならぬ今日の女性、
それ誰かのせい?」
の今日性、整合性を超える空耳は
なかなか発生しません。最強です。


by Tree (2010-09-07 11:25) 

黒のシジフォス

Tree さん、コメントありがとうございます。
ご指摘の空耳、さっそく確認しました。
本当に「窓に映る部屋の中は『彼』の気配」に聞こえますね。

私の聞いた印象では、
「部屋の中わ(ひと呼吸)…かれの気配」
という歌い方なので、「彼の気配」に聞こえてしまうのだと思います。
しかし、もし「彼の気配」だと、ものすごく複雑な歌になりますね。
だって、ふたりとも部屋のなかにそろっているのだから。

また、空耳を発見したら報告して下さい。
お願いします。
by 黒のシジフォス (2010-09-08 23:26) 

Tree

え!「彼」も部屋の中にいるんですか?
こちらは、部屋に残る、ほかの男性の痕跡に
「きのう、『彼』が来てたんだな」
と察する主人公を想定してました。
シジフォスさんの「部屋の中に居る」説に、つい、クローゼットに隠れる間男を想像してしまいました。
ああ、申し訳ありません、エレカシワールド台無し。
by Tree (2010-09-13 23:13) 

Tree

Amazonから届いた【明日への記憶】。
歌詞カードをみて、「明日への記憶、『懺悔』は再び」
じゃなかったと知りました。
正しくは「明日への記憶、『刻んで』は再び」。
なんで懺悔だと思ってスルーしてたのか。
疲れてるんでしょうか。
by Tree (2010-09-23 01:24) 

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