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村田陽一(サイドマンについて) [企画もの]

2012年1月7日、渋谷公会堂の新春ライブ・コンサートに参加してきたのである。
いや、正確には傾聴しに行って、仲間きどりで踊ってきたのである。
そこで驚かされたのは、豪華ステージと豪華セットリストである。
詳しいことは、また別途やるとして、とにかく凄まじいお正月の宴ぶりに驚喜した。
金原ストリングスの参加はもはや新春ライブの恒例となりつつある。
しかし、2012年の新春ライブにはもうひとつのピットがあったのである。
それが、ホーンセクション、「山本拓夫ホーンズ」の4人の席である。
私に記憶違いがなければ、エレファントカシマシが2人以上のホーンとライブで共演するのは、
『ライフTOUR』DVDにも収録されたライフツアーの最終日、2002年以来のはずである。

「山本拓夫ホーンズ」の4人のメンツは以下の通り

山本拓夫(サックス) 西村浩二&菅坂雅彦(トランペット) 村田陽一(トロンボーン)

ジャズに詳しい人ならばご存知の凄腕ミュージシャンである。
「おお、ソリッドブラスじゃないか!!」と私は思ったのである。



ちなみに「ソリッドブラス」というのは村田陽一さんの常設バンドである。
だから、バンマスの山本拓夫さんはひとまず置いて,村田さんの解説を試みてみる。
直接、エレファントカシマシの話題ではない長文なので、追記に本文は載せておきます。



村田陽一はジャズ・マンである。がしかし、あらゆる音楽に通暁するマルチ・プレイヤーである。
彼がエレファントカシマシのアルバムに参加したのは、『ライフ』ただ一作のみであり、
それ以降はまったく接点がなかった(ちなみにブラス・アレンジは山本拓夫が編曲している)。
が、2012年になり、10年ぶりの共演を果たす。
しかも絶賛コメントつきで。
ブログには

「とても好きなバンドです。何か他人事のように思えないのです。それは自分が20代の頃に参加していたじゃがたらを含めたその頃のバンドの持つ空気感をこのバンドにも感じるからです。10年前にも同じ渋公でお手伝いをしたのですが、その時よりも今回の方が俄然感じました」(2012年01月06日の項目)
(註:「じゃがたら(JAGATARA)」は1980年代に活躍したブラス・ロックバンド。サウンド志向はファンクやアフロロック。無国籍ロックの異名を取るような、異色のバンドだった。)

とある。

村田さんの公式ブログ(http://y-murata.seesaa.net/
     公式ツイッター(http://twitter.com/YoichiMurata

プロフィールを本人ブログから抜粋する(一部省略)

 1963年7月25日静岡県生まれ。
 12歳よりアマチュアオーケストラ等でトロンボーンを始める。 大学在学中よりプロ活動開始。伝説のバンド「JAGATARA」に在籍すると同時に様々なセッションに参加。
 1991年にファーストソロアルバムをリリース。
これを機に「村田陽一Solid Brass」を結成し国内外でライブを行い現在に至る。 
現在は「村田陽一SOLID BRASS」「村田陽一ORCHESTRA」「村田陽一HOOK UP」と
編成の異なる三つのバンドに加え、様々な編成でのライブ活動も精力的に行っている。

プロデューサーとして、
小野リサ、渡辺貞夫、向井滋春、南佳孝、ポンタボックス、Tinaなどのレコーディング及びライブに参加。

アレンジャーとしても数多くの作品やアーティストを手がける。
作品アレンジをしたアーティストには、槇原敬之、一青窈、山崎まさよし、SMAP、Hitomi,、
中森明菜、渡辺貞夫、などがいる。
また、作品の音楽アレンジではTVドラマ『古畑任三郎』や『エヴァンゲリオン』などがある。
近年はTV番組のアレンジも多く、2006年以降のFNS歌謡祭のアレンジを担当している。

また、プレイヤーとしても、実に10,000曲以上のレコーディング・セッションに参加している。

『ライフ』のブラスアレンジは先述のように山本拓夫のアレンジだが、
村田陽一のアレンジだとどのようになったのかも興味が深い。
山本拓夫は村田の主宰するバンド「SOLID BRASS」のメンバーで、
気心が知れているのもあるのか共演回数も多い。 

村田陽一の仕事は数多くあるが、
皆さんがいちばん多く耳にしているのは、
作編曲家・菅野よう子との仕事ではないかと思う。
ニュース番組やバラエティ番組で頻繁にBGMとして利用される、
【TANK!】というブラス曲のトロンボーンを吹いているのが村田陽一である。




『ライフ』での共演が山本拓夫ホーン・セクションへの参加だったので、
エレファントカシマシとのつきあいも山本拓夫ホーンズとしてなのだが、
そのプロフィールを見ると、もっともっと親密でおかしくない音楽性の近しさがある。

<白状すれば、この記事は「サイドマン」シリーズの企画の書きかけ項目である。
 それを放置してあったのを知っていたので、今回加筆し掲載した次第である。
 今回の共演で陽の目をみる好機となったので、修正して利用することにした。>

ライブ中に山本拓夫が「赤いトロンボーン」と紹介したのは、
プラスチック製の新開発(つい勘違いしたが、練習用の安いやつなのかな?)のトロンボーンらしい。
写真みつけたのでどうぞ(こちら
吹いている(吹くフリしている)のはチェロの笠原あやのさん、かな?

好評なら、またサイドマンのシリーズを復活しましょう。(といっても「Dr.Kyon」さんしかやっていないが)
(了)
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