随筆集『東京の空』の読書メモ

昨日のお茶濁しをしばらく続けようと思ったのだが、
自分の机の端にあった備忘録のなかに、随筆集『東京の空』の読書メモがあり、
これが存外に面白かったので、掲載してみようと思う。
宮本浩次の名言と共に、作品世界のルーツや解説と思われる記述も抜き書きしてあり、
興趣深く読んだ。
抜き書きした箇所をページと共に列記してあるので、
お持ちの方は手元で指摘ページを読み、
まだお持ちでない方は、ぜひご購入の上、文脈のなかで抜き書き箇所を楽しんで頂きたい。

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「DI:GA」vol.182

記憶も新しい年頭の武道館公演。
その座席に置かれていたディスク・ガレージのフリー・ペーパー「DI:GA」。
そのvol.182号のほうに、エレカシ（宮本）のインタビューが載っていた。
文字数にすると約2500字程度の内容だが、
新作アルバムの制作意図や武道館公演に向けた意気込みなど、
それがコンパクトにまとめられた濃い内容だった。
「エレファントカシS」の「S」の秘密が明かされたインタビューでもある。

フリー・ペーパーとは言え著作物なので、全文引用は避けて、
全体をわかりやすい形に構成し直して、追記に要約をしてみた。

エレファントカシマシの現在の立ち位置。
宮本浩次の現在の立ち位置などがよくわかる。
アルバム『悪魔のささやき』は宮本浩次の脳内設計図に基づき、
さまざまな要素を組んで出来あがった「寄せ木細工」のようだ。
要素、要素に分解したときと、組み上がった時の印象が違うのは、
おそらく、全体像は数歩下がらないと見えないということだろう。

要約では割愛したが、
日比谷野音の公演を「ある種コアな選曲で、歴史と伝統を味わえる場所」といい、
逆に武道館公演を
「古い曲もやると思いますけど、
　華のあるほうの僕らというか、そちらを前面に出して歌を聴いてほしい場所」
と述べている下りが印象深い。
武道館公演に野音公演の内容を求めてはいけないということだ。

EPIC SONY時代のビデオを見ていたら、
映っている自分が自分ではないように見えたという発言は、
EPIC期のファンからしたら、少し残念かもしれない。
ただ、その頃はその頃で精一杯やっていて、
自分が自分でないようなところもあったのだろう。
若さというか、狂気というか、憑依のように別人になっていたような感覚かもしれない。
おそらく「1994年の日比谷野音映像」の【奴隷天国】の踊りながら出て行く姿などは、
まさしく自分には見えなかったのではないだろうか。

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『bridge』 66号

『bridge』66号　読みました。


●エレファントカシマシ
大傑作アルバム『悪魔のささやき～そして、心に火を灯す旅～』完成！　
なぜ新作はかつてないポップさと攻撃性を同時に手にすることが出来たのか!?
宮本浩次が語る！
「RO69」上の惹句。
インタビュー＆写真：　渋谷陽一

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『JAPAN』2010年12月号は購入必至

『ROCKIN' ON JAPAN』2010年12月号

• 出版社/メーカー:ロッキンオン
• 発売日: 2010/10/30
• メディア: 月刊誌
オフィシャルから表紙画像を拝借。リンク先は直販サイトです。ご容赦。

季節はずれの台風の嵐のなかを、
雨合羽をつっかけて本屋さんへと足を運ぶ男である。
脇目もふらず音楽誌コーナーへ行って、『JAPAN』を探す男である。

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「GROOVE LINE Z」2010/10/７放送分

J-WAVE「GROOVE LINE Z」に【放送】10/7(木)
音源はこちらで聞いてください（http://www.youtube.com/watch?v=Df_BXnFqDOw）

できるかぎり、書き起こしてみました。
ほぼ発言どおりの文字起こしで、要約や簡略などの編集をくわえていません。

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